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ゲンゴロウ

Cybister chinensis Motschulsky 【 ゲンゴロウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
ゲンゴロウ画像
種の特徴 体長34〜42㎜。県内に生息するゲンゴロウ科では最大種。止水性でため池、水田などに生息し、河川緩流域でも見られる。繁殖はため池や水田で行われ、オモダカなどの茎の太い植物の組織中に産卵する。幼虫は初夏季頃に見られ、成虫は灯火にも飛来する。
分 布 県内:松山市、久万高原町、鬼北町。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、台湾島、中国大陸、シベリア。
生息状況
選定理由
1990年代には中島町、久万高原町で生息が確認されていた。しかし、既知生息地で実施されたその後の調査では発見されておらず、絶滅が危惧される。本種は植物の組織内に産卵するため、生息地には産卵基質となる茎の太い植物が必要である。また、護岸工事による蛹化場所の減少や、外灯、農薬の普及など、様々な要因が重なった結果、県内で激減したものと考えられる。現状では県内の生息地は確認されておらず、再発見が期待される。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:渡部晃平 執筆者: 渡部晃平
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