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オオウラギンヒョウモン

Fabriciana nerippe (C. Felder et R. Felder) 【 タテハチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1A類(CR)
オオウラギンヒョウモン 画像
種の特徴 前翅長30〜47㎜。ウラギンヒョウモンに似るが、本種は後翅裏面の外縁に沿う銀白斑が二山形になる。年1化。成虫は6月に出現し、盛夏には一時夏眠し秋に再び姿を見せる。アザミ類、オカトラノオなど多くの花で吸蜜する。食草はスミレ科のスミレなど。
分 布 県内:今治市、東温市、松山市、伊予市、久万高原町。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。
生息状況
選定理由
主に平野部〜低山地の河原、草原に局地的に分布していたが、1960年代にはほとんど見られなくなり、1965年の松山市の記録が最後になっている。現在は県内全域で絶滅したと思われる。生息地の草原の手入れがされなくなり、丈の高い草種が優占することにより、食草が衰亡したことが最も大きな原因と思われる。
特記事項 全国的にみても最も絶滅が心配されるチョウの一つであり、現在も生息が確認されている所は、自衛隊の演習地やカルスト台地などごく一部である。
地方名 ---
撮影者:宇都宮靖博 執筆者: 窪田聖一
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