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ベニモンカラスシジミ

Fixsenia iyonis iyonis (Ota et Kusunoki) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
ベニモンカラスシジミ画像
種の特徴 前翅長13〜20㎜。ミヤマカラスシジミやカラスシジミに似るが、前翅表面に赤斑があることで区別できる。年1化。成虫は6月下旬〜7月中旬に姿を見せ、ガマズミ、ミヤマシグレなどの花で吸蜜する。♂は晴天の日には、午前10時半〜11時すぎと午後2〜3時頃に活発に飛翔する。越冬態は卵。食樹はクロウメモドキ科のコバノクロウメモドキで、小枝の分岐部などに産卵される。
分 布 県内:東温市。 県外:本州(長野県以西)、四国;中国大陸。
生息状況
選定理由
東温市皿ケ嶺で記録されているのみ。皿ケ嶺では1968年まで採集記録が見られたが、その後まったく採集されておらず、県内では絶滅したと考えられる。原生林の伐採、過度の採卵のために食樹が伐採されたり枯死したことが大きなダメージを与えたと考えられる。
特記事項 1957年に初めて採集され、新種として記載された。皿ケ嶺の本種は、1962年に愛媛県の天然記念物に指定された。
地方名 ---
撮影者:高橋士朗 執筆者: 窪田聖一
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