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シルビアシジミ

Zizina emelina emelina (de l'Orza) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
シルビアシジミ画像
種の特徴 前翅長8〜14㎜。♂の翅表は青藍色、♀は暗褐色。ヤマトシジミに似るが、本種は後翅裏面6室の黒点が内側にずれ、上下の黒点と一直線にならない。5月より出現し、年5〜6回の発生。成虫は食草群落付近を低く飛び、ミヤコグサ、コマツナギなどで吸蜜する。越冬態は幼虫。食草はマメ科のミヤコグサなど。
分 布 県内:新居浜市、西条市、今治市、東温市、松山市。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸。
生息状況
選定理由
海岸、河川下流堤防、ため池の周辺などの草地で、食草ミヤコグサの生育している場所に局地的に分布していたが、1963年の松山市の記録が最後となっている。現在は県内全域で絶滅したと思われる。河川やため池の堤防の改修や草地の管理形態の変化により、ミヤコグサが消滅したことが最も大きな原因と思われる。
特記事項 全国的にみても減少傾向が著しい種であり、四国で確実に生息している地域は徳島県の吉野川中流域のみである。
地方名 ---
撮影者:藤井康隆 執筆者: 窪田聖一
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