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クロシジミ

Niphanda fusca fusca (Bremer et Grey) 【 シジミチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅(EX)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
クロシジミ画像
種の特徴 前翅長17〜23㎜。♂の翅表は暗紫色の光沢があり、♀は暗褐色。年1化。成虫は6〜7月に出現し、ヒメジョオンなどの花で吸蜜する。♂は午後にコナラなどの樹上を敏速に飛翔する。♀はアブラムシ類の多いコナラやクヌギなどの枝や葉などに産卵する。若齢幼虫はアブラムシの分泌物をなめ、2〜3齢になるとクロオオアリの巣中に運ばれ、アリから口移しに食物を受ける。越冬態は幼虫。
分 布 県内:松山市、久万高原町。 県外:本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸、シベリア。
生息状況
選定理由
松山市での昭和10年代以前の古い記録と久万高原町三坂峠で記録があるのみ。三坂峠では道路改良工事のため生息地のコナラが伐採されたため、1961年の記録を最後としてその後まったく採集されておらず、県内では絶滅したと考えられる。
特記事項 四国では他に香川県、高知県から各1ヶ所の記録があるが、50年以上記録がなく、四国からは絶滅したと考えられる。
地方名 ---
撮影者:宇都宮靖博 執筆者: 窪田聖一
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