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ウグイ

Tribolodon hakonensis (Günther, 1877) 【 コイ目 コイ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
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ウグイ画像
種の特徴 全長約35㎝。体色は銀白色で背側が褐色味を帯び、腹側が乳白色。繁殖期には体側に明瞭な3本の朱色縦帯があらわれ、縦帯にはさまれた部分が黒色となる。比較的規模の大きい河川の上流域から沿岸域、湖沼等などに広く分布する。4〜5月にかけて、瀬の浮き石状の礫底に群れで産卵する。雑食性。
分 布 県内:南予地方の比較的流程の長い河川、肱川、仁淀川水系の愛媛県側、吉野川水系銅山川、伊予灘、燧灘の沿岸域。 県外:琉球列島をのぞく全国各地;朝鮮半島、沿海州、ロシア東岸、サハリン。
生息状況
選定理由
本県瀬戸内海斜面には少なく、個体群単位で見られるのは肱川水系のみであり、他に重信川、加茂川などで散発的に記録があるほか、降海個体は瀬戸内海側の沿岸各所で見られる。通常、河川内を大きく移動し、繁殖期には上流へ移動する。遡上能力は高いが、河川各所に設置されたダムにより個体群は分断され、上流側で個体群は減少傾向にある。降海個体の生活史や河川との関わりについては不明な点が多い。
特記事項 ---
地方名 いだ
撮影者:高橋弘明(河川型) 清水孝昭(降海型)執筆者: 清水孝昭
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