1. HOME
  2. 淡水魚類
  3. イドミミズハゼ

イドミミズハゼ

Luciogobius pallidus Regan, 1940 【 スズキ目 ハゼ科 】
愛媛県カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
イドミミズハゼ画像
種の特徴 全長約6㎝。体は他のミミズハゼ属同様細長く、第1背鰭を欠く。地下性で、眼は小さく退化的であり、固定後は皮下に埋没する。生時の体色は全身透明感のある橙色。河口域の礫底河床下20〜30㎝の場所や淡水の染み出す海岸、海に近い掘り抜き井戸などで見られる。
分 布 県内:宇和島市の掘り抜き井戸、岩松川、土居町関川河口域、西条市加茂川河口域、大三島など。 県外:日本各地から記録されているが、形態的に類似した複数種が混同されている可能性がある。
生息状況
選定理由
河床の礫表面や礫間が泥やシルトに覆われると姿を消す。県内では断片的な採集例があるのみで、分布や生息実態が明らかでない。飼育実験では海水に近い濃度の塩分環境下では仔魚が成育できないことが確認されており、地域ごとに隔離された集団が多く存在する可能性がある。
特記事項 IUCNのレッドリストで情報不足(DD)とされている。
地方名 ---
撮影者:高橋弘明執筆者: 高橋弘明
分類別一覧ページへ