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チクゼンハゼ

Gymnogobius uchidai (Takagi, 1957) 【 スズキ目 ハゼ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
チクゼンハゼ画像
種の特徴 全長約3㎝。体は透明感のある灰褐色で、鰓蓋後端から尾鰭基部にかけての体側ほぼ中央部に黒色斑が縦列する。産卵期のメスは腹部が瑠璃色に染まる。同属のエドハゼに似るが下顎に肉質皮弁をもつことで区別できる。小型のハゼ科魚類で、淡水の影響を受ける砂泥質の干潟にすむ。本県での産卵期は4〜5月頃と推定され、同属のクボハゼよりも遅い。
分 布 県内:御荘湾沿岸、僧都川、瀬戸内海側河川の河口および周辺の前浜干潟。 県外:北海道有珠湾、千葉県、兵庫県、徳島県、九州各地。
生息状況
選定理由
良好な自然環境が保たれた干潟に生息し、各種開発事業にともなう干潟の減少や河口域の汚濁により生息適地が減少している。類似の形態と生息環境を要する他の小型ウキゴリ属とは、底質と塩分条件によってすみわけていると考えられる。砂分の優占する前浜干潟が発達しやすい瀬戸内海側では生息域が比較的広いが、宇和海側では分布が限られているだけでなく、生息場面積自体も小さい。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:清水孝昭執筆者: 高橋弘明
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