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カスミサンショウウオ

Hynobius nebulosus (Temminck et Schlegel, 1838)【 サンショウウオ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
カスミサンショウウオ画像
種の特徴 本県産の全長は111〜121㎜。背面は緑褐色で、黒褐色の斑点が散在する。腹面は淡色。尾部の上縁に不明瞭な黄色条線をもつ個体がいる。幼生は黄褐色で、黒褐色の斑点が散在する。卵嚢はコイル状もしくは紡錘形。丘陵地の林床や草地に生息し、早春に水田の溝や用水路、湿地などに産卵する。本県産の一腹卵数は81〜215個。孵化した幼生は、初夏に変態、上陸すると考えられる。おもに昆虫やミミズなどの無脊椎動物を捕食する。
分 布 県内:高縄半島の一部。 県外:本州(岐阜以西)、四国、九州(宮崎を除く)、淡路島、壱岐、五島、天草。
生息状況
選定理由
本県における生息地点は、高縄半島の丘陵地のみで確認されており個体数は少ない。いずれの生息地も人為的な影響が大きい脆弱な環境である。
特記事項 県の特定希少野生動植物種で、捕獲等が禁じられており、生息地2地点が保護区に指定されている。
地方名 ---
撮影者:田邊真吾 執筆者: 田邊真吾
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