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ナゴヤダルマガエル

Pelophylax porosus brevipodas (Ito, 1941) 【 アカガエル科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧1B類(EN)
ナゴヤダルマガエル 画像
種の特徴 成体の体長は雄で56㎜、雌で63㎜程度である。トノサマガエルより小型で、四肢が短く、名称のとおりずんぐりしている。本県産では背中線のない個体が多く、トノサマと区別できる。背面の基色は緑褐色が多く、比較的はっきりした雲形の黒色斑紋がある。雄はギギギギギ・・・と鳴く。一腹卵数は1300〜2200個。幼生は夏に変態、上陸する。
分 布 県内:伯方島、大三島。 県外:本州中部地方南部、東海、近畿地方中部、山陽地方東部、四国の一部。 
生息状況
選定理由
繁殖期は5月中旬頃。繁殖期は水辺から離れず、水田や用水路、低湿地で生活する。1977年に伯方島で本県初の雌1個体が記録されている。つづいて1993年にも3個体を記録され、1998年に旧上浦町および旧大三島町で各1個体が確認されている。近年は生息が確認されていない。生息場所は伯方島では塩田跡地近くのレンコン畑や水田、大三島では海岸近くの水田や隣接の休耕田である。いずれも水田の減少や放置、そして水田近くの畔・溝・用水路等のコンクリートによる整備等に強い影響を受けている。
特記事項 2009年3月6日、愛媛県条例によって特定希少野生動物に指定された。あわせて、今治市大三島町台の生息地が保護区に指定された。
地方名 ---
撮影者:宇和 孝執筆者: 宇和 孝
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