コマドリ
Luscinia akahige akahige 【 ヒタキ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
---
種の特徴 | 全長14㎝。体上面は茶褐色、顔から上胸は赤褐色。「ヒンカララララ」とさえずる。ブナ林の林床にササが茂るような環境を好む。 |
---|---|
分 布 | 県内:石鎚山系〜赤石山系、大野ヶ原、鬼ヶ城山系、滑床渓谷など。 県外:北海道から九州で繁殖。国外ではサハリンや南千島で繁殖し、中国大陸南東部で越冬。 |
生息状況 選定理由 |
3月下旬から4月に夏鳥として渡来し、11月までに渡去するが11月下旬の観察記録もある。県内では標高の高い限られた地域でのみ繁殖し、生息環境に対する人為的な改変の恐れは少ないが、繁殖地が限定的。1992年から1993年にかけて行われた県内の分布調査では、1シーズンに80個体以上のさえずりが確認されているが、石鎚山系では大幅に減少している可能性がある。現在でも愛玩用に密猟されており、摘発される事例がある。春には小さい群れが低山で観察されることがある。 |
特記事項 | 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。愛媛県の「県鳥」。 |
地方名 | --- |
撮影者:秋山勁三執筆者: ---