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コアジサシ

Sterna albifrons sinensis【 カモメ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
コアジサシ画像
種の特徴 全長22〜28㎝。体上面は淡い青灰色、下面は白い。後頭と過眼線は黒く、尾は細く二叉。「キリッキリッ」と鳴く。停空飛翔から水中にダイビングして小魚を捕る。砂礫地に浅い窪みをつくりわずかに小石を敷き産卵する。コロニーを作り集団防衛をする。
分 布 県内:東・中予地方の河川の中州および海辺の埋立地。 県外:本州から南西諸島で繁殖。国外では東南アジア、中国大陸東部、オーストラリアで繁殖し、北方の個体群は東南アジアで越冬。
生息状況
選定理由
夏鳥もしくは旅鳥として渡来する。重信川と加茂川では5〜10つがいが営巣していたが、2000年からは1羽も巣立っていない。近年、松山市と四国中央市の埋め立て地で大規模な繁殖コロニーが見られた。人や車輌の進入による撹乱、カラス、野犬などの天敵による繁殖障害が減少の原因と考えられる。河川の中州や高度経済成長期に見られた埋立地は雑草の繁茂など環境の変化が大きく、営巣地の不足が著しい。
特記事項 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。種の保存法に定める国際希少野生動植物種。
地方名 ---
撮影者:秋山勁三執筆者: ---
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