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サンショウクイ

Pericrocotus divaricatus divaricatus 【 サンショウクイ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧1類(CR+EN)
環境省カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
サンショウクイ画像
種の特徴 全長20㎝。体は細く、尾は長い。額と体の下面が白く、頭頂から背中にかけて雄は黒色、雌は灰色。波状飛翔する。「ヒリリリッ、ヒリリリッ」とさえずる。おもに昆虫類を捕食する。高い広葉樹の上部に営巣し、ウメノキゴケをクモの巣で貼りつけた浅い椀形の巣をつくる。
分 布 県内:低山地の林。 県外:本州から九州で繁殖。国外ではロシア沿海地方から朝鮮半島で繁殖し、東南アジアで越冬。
生息状況
選定理由
県内には夏鳥として渡来する。1980年代後半から繁殖期における観察例が激減し、近年は繁殖期の確実な記録がない。自然林の減少および越冬地である東南アジアの森林環境の悪化が影響している可能性があるが、原因ははっきりしていない。秋期には十数羽から数十羽の群れで渡るのが観察される。
特記事項 繁殖個体群の生息状況によりカテゴリーを評価した。近年、県内に別亜種リュウキュウサンショウクイP. d. tegimaeが周年生息するようになったが、基亜種サンショウクイP. d. divaricatusを評価の対象とした。
地方名 ---
撮影者:埴淵謙一執筆者: ---
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