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食籠

ページID:0137629 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
南予
工芸品
安土・桃山時代
アートや工芸の美に触れる
食籠の画像
食籠の画像
詳細情報
区分・種別
県指定
有形文化財
工芸品
時代
安土・桃山時代
よみ
じきろう いちごう
名称
食籠 1合
所在地
宇和島市吉田町立間尻
所有者
大信寺
管理団体
指定年月日
昭和40年4月2日

解説

 高さ23㎝、径13㎝、木製筒形で、身三重のうえに蓋(ふた)を重ねたそれぞれ印籠(いんろう)蓋造りの食籠で、最下部に高台をつけている。総体は黒漆塗りで胴部一面と蓋の上面に藤の花を金蒔絵(まきえ)で描いている。藤の葉は互違いに梨地(なしじ)、沃懸地(いかけ じ)の技法で描いている。蓋と最下部の身には大きな銀杏(ぎんなん)面が取られ、これらと高台には南蛮風の異国趣味的な唐草文が平(ひら)蒔絵の技法で描かれている。
 仙台藩主伊達家に伝えられていた蒔絵(まきえ)二重短刀箱(本間美術館所蔵 重要文化財)の外箱に表されている唐草文蒔絵の異国
風な意匠と共通するものがある。桃山時代の作という短刀箱と同時代の作といわれ、特に藤文様の蒔絵技法は桃山時代に流行した高台寺蒔絵を受け継いだものであり、意匠もすぐれた食籠である。