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文化財を守る
文化財を取り巻く環境
令和8年3月現在、愛媛県内には、216件の国指定文化財、342件の県指定文化財、199件の国登録文化財に加え、市や町の指定文化財のほか、これまで明確な価値づけがされていないものの、地域の歴史や文化を語るうえで欠かせない「未指定の文化財」を含め、膨大な数の文化財が存在しています。
文化財は、何世代も前から大切に受け継がれてきた地域の宝です。しかし、少子高齢化や過疎化など、急速に進む社会の変化は、文化財の保護に大きな影を落としています。このような文化財を取り巻く環境の変化の中、文化財を守り、確実に将来に伝えるため、保存や活用に関する取組みをより一層強化していくことが必要となっています。
こうした状況を受け、本県では、未指定文化財も含めた文化財の保存活用の基本的な方向性を示し、県内において各種の取組みを進めていく上で共通の基盤を定めるため、文化財保護法第183条の2第1項の規定に基づき『愛媛県文化財保存活用大綱』を策定しました。
愛媛県文化財保存活用大綱
策定の背景
- 少子高齢化や人口減少に伴う地域の過疎化といった社会の変化が急速に進み、貴重な文化財の滅失や散逸等の防止が喫緊の課題。
- 今後、文化財継承の担い手を確保し、文化財をまちづくりの核としつつ、地域社会総ぐるみでの文化財保存・活用に取り組む体制づくりが必要。
- 県内市町が基本的な方向性を共有しながら互いに連携し、県民の文化財に対する関心や理解を深めることで、適切な保存・活用につなげる。
基本理念
「支え合い 地域に活かす 文化財~知って、まもって、活かしてつなぐ 愛媛の魅力~」
- 行政機関等による専門的な調査により、文化財を「知る」
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文化財を指定制度や適切な修理・整備により「まもる」 -
文化財をまちづくりや学校教育などで「活用」し、次世代に「つなげる」

文化財の保存・活用の基本方針
- 学校教育・社会教育や各種情報発信により、文化財の価値や重要性を広く周知することで、文化財への愛着や誇りを醸成し、文化財保護意識の定着を目指します。
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文化財の調査を県民とともに推進し、守るべき文化財の掘り起こしを行います。 -
調査により価値が見出された文化財については、県自らも指定・選定・登録の可能性を探り、市町の取組についても積極的に支援します。
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文化財の適切な維持管理と修理・整備等を行うとともに、市町への助言や国との調整を行います。
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文化財の公開を活用の第一歩とし、その先は地域資源等として、地域の様々な文化財にストーリー性を持たせ活用を図っていきます。
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文化財の活用による認知度向上を保存にも繋げ、文化財そのものが持つ本質的価値を損なうことのないよう活動します。
愛媛県文化財保存活用大綱のダウンロード
愛媛県文化財保存活用大綱は、以下のリンクからダウンロードできます。
愛媛県文化財保存活用大綱 [PDFファイル/24.18MB]
(※注意:ファイルサイズが大きいため、閲覧の際はご注意ください。)


