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文化財保護課の仕事
愛媛県、ひいては我が国の歴史・文化を正しく理解するために不可欠な文化財。文化財は、時に私たちの心に安らぎをもたらし、潤いのある生活環境を提供してくれる存在であり、優れた文化の創造と発展の礎となるものです。このように、貴重な国民的財産である文化財を確実に保護し、後世へと受け継いでいくため、文化財保護課では日々の業務を行っています。
以下では、その一部を写真とともに紹介します。
文化財の調査と指定・保存
愛媛県内には数多くの文化財が存在しています。中でも重要性が高く、貴重なものは指定文化財として確実な保護を図るとともに、広く県民の皆様に認知してもらうことを目指しています。
文化財保護課では、重要性の高いとみられる文化的資産の調査を行い、その価値が証明されたものについて、県文化財保護条例に基づき、文化財に指定します。また、指定された文化財の修理等への補助や助言を行い、文化財の適切な保存に取り組んでいます。
文化財調査や修理現場の様子

文化財の普及啓発活動
県民の皆様に、文化財への愛着をより一層深めてもらえるよう、様々な普及啓発活動を実施しています。本県の『文化財保存活用大綱』の基本理念でもある「支え合い 地域に活かす 文化財~知って、まもって、活かしてつなぐ 愛媛の魅力~」を念頭に、特に次世代を担う子どもたちの理解や関心を高めるため、文化財に見て、触れて体験できるイベントの開催やSNSによる情報発信に取り組んでいます。
歴史・文化体験イベントの開催風景

研修会の開催
県内の文化財保護行政の更なる発展のため、毎年様々な研修会を開催しています。本県の定める『文化財防災マニュアル』を基に、近年頻発する災害への備えとし、関係機関と連携を図るため実施している文化財防災研修、そして文化財保護行政の制度について解説する文化財保護行政担当者会議は毎年必ず実施しています。このほかにも、民俗文化財や埋蔵文化財に関する研修会を行ってきました。
研修会の開催風景
埋蔵文化財の調査
埋蔵文化財とは、その名が示すとおり、土地に埋蔵された文化財のことを言います。大きく分けると生活に用いた道具である土器や石器などの「遺物」、住居や井戸の跡である「遺構」とに分けられ、これらが面的に広がる範囲が城跡や集落跡などの「遺跡」となります。埋蔵文化財は、絵画や文字記録に残らない、土地の歴史や文化を今に伝える貴重な文化財であり、後世まで永く、守り伝えていく必要があります。しかしながら、埋蔵文化財は通常地中にあって人目につかず、その存在に気づかれにくい一方で、一度壊れてしまうと二度と元には戻らないことから、その保護には十分に注意することが求められます。
当課では、主に開発事業に先立ち、埋蔵文化財の状態を確認するための発掘調査を実施し、遺跡の現況を調べて開発と埋蔵文化財保護の調整を行っています。このほかにも、遺跡の内容を把握するための発掘調査も行っており、その成果は報告書等として刊行し、広く公開しています。
(埋蔵文化財の手続等に関する内容はコチラ<外部リンク>)
発掘調査の様子と出土した文化財


