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懸仏

ページID:0137627 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
南予
工芸品
鎌倉時代
アートや工芸の美に触れる
懸仏の画像
懸仏の画像
詳細情報
区分・種別
県指定
有形文化財
工芸品
時代
鎌倉時代
よみ
かけぼとけ いちめん
名称
懸仏 1面
所在地
八幡浜市保内町宮内
所有者
三島神社
管理団体
指定年月日
昭和31年11月3日

解説

  この懸仏は、直径33.3センチメートルの円盤に愛染明王坐像と台座が取りつけられ、銅製で総重量1.69キログラム、円盤の裏面上部の2か所で掛け吊すようになっている。
 愛染明王坐像は、腕を欠損しているものの、円光に火焔の光背があり、像高16.7センチメートルの半肉彫に鋳造され、金具で円盤に止められている。
 円盤の裏面に次の銘文があるが、裏返し文字で陽刻(浮彫)である。
 「願主越前国斉藤 藤原朝臣宗実 建久五年 八月一日」(建久5年は1194年)
 このような鋳造は、陰刻の字を鋳型にするため、鋳造の仕上りは陽刻となり、しかも、裏返し文字となる。この手法は、時に見られる形式で、いずれも古い年代に属するものが多い。
 この懸仏は、建久5(1194)年鎌倉時代初期の作であり、工芸品として、歴史的資料として意義のあるものである。