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牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵

ページID:0137571 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
東予
工芸品
鎌倉時代
アートや工芸の美に触れるより深く学べる(ガイダンス・展示施設等隣接)
牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵の画像
牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵の画像
詳細情報
区分・種別
国指定
国宝
工芸品
時代
鎌倉時代
よみ
ぼたんからくさもんひょうごくさりたちこしらえ いっく
名称
牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵 1口
所在地
今治市大三島町宮浦
所有者
大山祇神社
管理団体
指定年月日
昭和30年6月22日

解説

 拵(こしらえ)は、総長97センチメートル、柄(つか)は白の鮫革(さめがわ)で包み、魚子地(ななこじ)に牡丹唐草文高彫の金銅の覆輪(ふくりん)をかけ、牡丹文の大形俵鋲(びょう)を表裏4個ずつ打ってある。鞘(さや)は金銅の地板に大牡丹を線彫りし、銀銅無文の長覆輪をかけている。鐔(つば)は金銅の木瓜(もっこう)形で厚い覆輪をかけ、これに牡丹唐草の高彫を施し、地板の四隅には猪目を透かし、大切羽(おおせっぱ)のあたる箇所だけ鍍銀(とぎん)している。大切羽は長木瓜形で牡丹唐草文の透かし彫りである。総金具は金銅製で牡丹文の高彫を施し、帯取(おびとり)の兵庫鎖は三筋編みである。
 なお、刀身は無銘で長さが60.9センチメートル、つなぎの程度のもので焼刃がない。
 切先はかます切先である。
 この作品は14世紀鎌倉時代の作といわれ、牡丹文をあしらった兵庫鎖太刀は鎌倉時代に大流行したが、これはその一典型である。他の遺例では厳島神社(広島県)に3口、丹生都比売(にうつひめ)神社(和歌山県)に2ロ、須佐神社(島根県)に1口ある。
 この太刀は、護良親王の奉納品と伝えられ、『集古十種(しゅうこじゅっしゅ)』にも載っている。