ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

禽獣葡萄鏡

ページID:0137568 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
東予
工芸品
飛鳥時代
アートや工芸の美に触れるより深く学べる(ガイダンス・展示施設等隣接)
禽獣葡萄鏡の画像
禽獣葡萄鏡の画像
詳細情報
区分・種別
国指定
国宝
工芸品
時代
飛鳥時代
よみ
きんじゅうぶどうきょう いちめん
名称
禽獣葡萄鏡 1面
所在地
今治市大三島町宮浦
所有者
大山祇神社
管理団体
指定年月日
昭和28年3月31日

解説

 面径26.8cm、縁厚1.7cm、重量3,646gの大形の白銅鋳円鏡である。
 鏡背は鈕を中心に同心の圏条で内外2区に大別される。中央鈕は、たてがみを渦巻かせた?猊(さんげい)が獲物をくわえてうずくまり、力強く四脚をふまえた怪獣を大きく高肉で表している。その周りを、内区には周縁添いに葡萄(ぶどう)唐草文を巡らし、それぞれ1対ずつの孔雀、鳳凰、?猊を対照的に配し、その間に小禽小獣の喜遊する様を表し、余地は葡萄の実で埋めている。内区の外側の部分には雲渦文を連ねている。外区は縁に添って忍冬唐草(にんどうからくさ)文を巡らした圏をつくり、その内側に内区と同様葡萄唐草文を巡らし連ね、これに?猊と鳳凰、孔雀、尾長鳥(おながとり)、鴛鴦(えんおう)その他の飛鳥の種々の姿を表している。
 鏡体は厚薄の変化、圏帯の比例など極めて斉整明快である。鋳技は極めて精巧で鋳上がりも美しく、端麗な装飾味あふれた鏡である。唐時代に盛行したいわゆる海獣(かいじゅう)葡萄鏡の典型である。

関連文化財