ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 えひめの文化財(たから)トップページ > 紫綾威鎧(大袖付)

本文

紫綾威鎧(大袖付)

ページID:0137567 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
東予
工芸品
鎌倉時代
アートや工芸の美に触れるより深く学べる(ガイダンス・展示施設等隣接)
紫綾威鎧(大袖付)の画像
紫綾威鎧(大袖付)の画像
詳細情報
区分・種別
国指定
国宝
工芸品
時代
鎌倉時代
よみ
むらさきあやおどしよろい いちりょう おおそでつき
名称
紫綾威鎧 1領 大袖付
所在地
今治市大三島町宮浦
所有者
大山祇神社
管理団体
指定年月日
昭和28年3月31日

解説

 胴高(胸板から草摺(くさずり)裾(すそ)まで)67.4センチメートル、胴回り(発手にて)94.2センチメートル、大袖高さ43センチメートル、同幅30.6センチメートル、鎌倉時代初期の作である。
 胴は、黒漆塗りの幅広い平札(ひらざね)で鉄と革を1枚まぜに横綴(と)じしている。威毛は、麻布心を紫地小葵文綾(こあおいもんあや)で包み、縄目に毛引きに威している。耳糸、畦目(うなめ)は啄木(たくぼく)打ちの組糸、菱縫(ひしぬい)は紅染の猿鞣(さるなめし)が施してある。草摺は脇楯とも4間5段下りで前後の裾板はおのおの2間に分かれている。金具回り韋所(かわどころ)は襷入獅子花円文(たすきいりし し  はな まるもん)の染韋で包み、化粧板等随所に鍍(と)金地坂、車輪文金物を打った大柚付の鎧である。
 総体に古風な様式を示し、平安時代の形式に近いが、形が端正な点など鎌倉時代の新風を感じさせる。
 綾威鎧はこのほか厳島神社の浅黄綾威鎧と当社の萌黄綾褄取(つまどり)鎧などと胴丸にも現存するが、逸品がきわめて少ない。神社の記録では、源頼朝の奉納となっている。