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赤絲威鎧(大袖付)

ページID:0137566 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
東予
工芸品
平安時代
アートや工芸の美に触れるより深く学べる(ガイダンス・展示施設等隣接)
赤絲威鎧(大袖付)の画像
赤絲威鎧(大袖付)の画像
詳細情報
区分・種別
国指定
国宝
工芸品
時代
平安時代
よみ
あかいとおどしよろい いちりょう おおそでつき
名称
赤絲威鎧 1領 大袖付
所在地
今治市大三島町宮浦
所有者
大山祇神社
管理団体
指定年月日
昭和27年3月29日

解説

 胴高(胸板から胴尻まで)31センチメートル、胴回り117センチメートル、草摺(くさずり)高さ23.5センチメートルである。
 一般の平小札(ひらこざね)よりやや狭小の黒漆塗りの鉄と革の平小札を1枚まぜに茜染(あかねぞめ)の赤糸で威し、耳糸、畦目(うなめ)は啄木(たくぼく)、菱縫は紅猿鞣(なめし)で施してある。
 この鎧は、兜を欠失しているが、大袖、栴檀(せんだん)、鳩尾の板を具足し、綿(わた)噛(がみ)に障子板、背面に逆板、正面に弦走韋(つるばしりがわ)があって鎧の制を具備しているが、胴はひと続きで右脇で引き合わせ、草摺が7間に分かれているのは、胴丸の形状であって、鎧と胴丸の特色を兼備した特殊な鎧である。
 弦走韋の枝菊小草文様、鏡地で鍍銀(とぎん)の覆輪(ふくりん)の金具回り、朧銀(ろうぎん)地開き扇文の八双(はっそう)金物及び据文(すえもん)金物、押付の化粧板は松柳に騎馬武者文様菖蒲(しょうぶがわ)韋包み、栴檀(せんだん)、鳩尾の板はともに片花先形である。
 この種の鎧は、平治物語絵巻、後三年合戦絵詞に副将軍、副大将の着用する鎧として見られるが、遺品としてはこの1領が存するのみである。社の記録には、源平の戦いに源義経(みなもとのよしつね)が着用し、戦勝のお礼に奉納したものといわれている。