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木造薬師如来坐像(河内寺)

ページID:0137530 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
東予
彫刻
平安時代
アートや工芸の美に触れる
木造薬師如来坐像(河内寺)の画像
木造薬師如来坐像(河内寺)の画像
詳細情報
区分・種別
県指定
有形文化財
彫刻
時代
平安時代
よみ
もくぞうやくしにょらいざぞう いっく
名称
木造薬師如来坐像 1躯
所在地
新居浜市高木町
所有者
河内寺
管理団体
指定年月日
昭和54年9月14日

解説

 河内寺のある高木町は、その昔河内村といい、その後金子村と改められた地である。真言宗善通寺派の寺で、境内からは飛鳥時代の布目瓦(ぬのめがわら)が多数発見され、五重塔のものとみえる礎石が13個残っており、このあたりが古代の寺院跡と推定されている。
 本尊の薬師如来坐像は、像高91.5センチメートル、臂(ひじ)張り54.2センチメートル、膝張り70.3センチメートル、一木造、彫眼の坐像で、切付螺髪(らほつ)、肉髻(にっけい)高く、両眼は細く長く、結んだ口もとは強いカがこもっている。面相は豊満で密教特有の威厳に満ち、右肩より左脇下に流れる衣文(えもん)は、古い一木造によくみられる粗豪さがあり、右手と薬つぼを持った左手は、後補のものと思われるが比較的調和が保たれている。
 昭和41(1966)年に修理の際、阿弥陀経の印本が発見されたが、寛文8(1668)年の墨書があり、修理のとき納められたものと思われる。膝前の衲衣には翻波式の彫法が見られる。製作は平安時代もかなり古く、10世紀末から11世紀ころとみられる。