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宇和海狩浜の段畑と農漁村景観

ページID:0137924 更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示
南予
現代(昭和20年(1945)から現在)
秋におすすめ冬におすすめフォトジェニックな場所自然を堪能できる
宇和海狩浜の段畑と農漁村景観の画像
宇和海狩浜の段畑と農漁村景観の画像
詳細情報
区分・種別
国選定
重要文化的景観
時代
現代(昭和20年(1945)から現在)
よみ
うわかいかりはまのだんばたとのうぎょそんけいかん
名称
宇和海狩浜の段畑と農漁村景観
所在地
西予市明浜町狩浜
所有者
西予市ほか
管理団体
指定年月日
平成31年2月26日

解説

 愛媛県南西部に位置する狩浜は、宇和海に面するリアス海岸の入江の集落で、近世の狩浜浦を引き継ぐ。元は鰯(いわし)漁を営む漁村で農業で補う中、甘藷(かんしょ)や麦から櫨(はぜ)、養蚕へと作物を転換し、現在はミカン栽培を主要な産業とし、入江の利点を生かした真珠養殖等が行われている。
当地では、近世の鰯漁と、近代の養蚕業の隆盛を通じて人口が増え、山腹に畑地を広げ、入江、居住地、段畑、山林が連なる壮大な景観が形成されてきた。急斜面に広がる段畑は、所々に露頭する石灰岩などを用いて農民が築いてきたものであり、幾段にも重なる灰白色の石垣がみかんの緑や橙に彩られて際立つ眺めを成す。
このような景観は、春日神社の秋祭りが地域の結びつきを保ち、また、昭和50 年頃から進められている有機農業がまちづくりへと繋がる中で維持されてきた。黒潮の影響を受ける愛媛県南西部のリアス海岸における土地利用を示し、また風土に根ざした斜面地農業の展開を伝え、我が国における生活や生業の理解に欠くことのできないものとして重要である。