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愛媛県の医療の状況(令和4年8月)

ページID:0004306 更新日:2023年2月1日 印刷ページ表示

令和4年8月から9月にかけて、国から提供されている病床機能報告やNDB等のデータに基づく分析を行いました。

愛媛県全体の特徴

公表データを活用した医療提供体制の分析(愛媛県全体)[PDFファイル/2.82MB]

  • 愛媛県では大規模な総合急性期病院の数が少なく、松山医療圏と宇和島医療圏を除く医療圏は急性期症例の地域完結率が非常に低い。
  • 特に新居浜・西条、今治、八幡浜・大洲医療圏、宇摩圏域では、中小規模ケアミックス病院が多数存在し、役割分担と連携により地域医療を維持するよう努めているが、需要の縮小や医師の働き方改革、専門医制度への対応などの影響が大きいものと想定する。
  • 松山医療圏の入院需要のピークは2035年、中等症以上の救急搬送については2040年迄増加の見通し。松山医療圏の医療需要が増加するだけでなく、他の医療圏において急性期医療の体制が整わずに松山への流入が増加する場合、松山医療圏の医療体制への負担が増加する可能性がある。松山医療圏では、それら愛媛県全域の動向を踏まえた議論が必要となる。
  • 流出が多い医療圏においては、本来対応すべき急性期症例に対応するための議論が必要であり、また、流出後において、当該患者が回復期以降に円滑に各医療圏に戻るための体制作りについても議論が必要となる。

各圏域の特徴

宇摩圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(宇摩)[PDFファイル/3.4MB]

表1

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口については、2030年をピークに減少見込み。

需要推計(入院全体)

  • 回復期や慢性期を含めた全体の入院需要は2030年まで増加の見込み。
  • 急性期(DPC)の入院需要についても同様に2030年まで増加の見込み。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>1日当たり患者数および手術件数はすでにピークアウトしている可能性がある。

<脳卒中>1日当たり患者数(入院全体)および手術数は2030年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばいとなり、回復期を中心とした需要の増加を予想する。

<心血管疾患>1日当たり患者数(入院全体)は2030年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)はほぼ横ばいとなる見込み。そのため、手術件数は2025年がピークとなる見込み。

<糖尿病>1日当たり入院患者数は2030年をピークに減少見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばい。1日当たり外来患者数は2025年がピーク。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。

新居浜・西条圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(新居浜・西条)[PDFファイル/3.09MB]

表2

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口については、2030年をピークに減少見込み。

需要推計(入院全体)

  • 回復期や慢性期を含めた全体の入院需要は2030年まで増加の見込み。
  • 急性期(DPC)の入院需要についても同様に2030年まで増加の見込み。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>入院需要(入院全体)のピークは2025年、手術需要のピークは2020年となる見込み。

<脳卒中>1日当たり患者数(入院全体)および手術数は2030年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばいとなり、回復期を中心とした需要の増加を予想する。

<心血管疾患>1日当たり患者数(入院全体)は2030年、手術件数は2025年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)はほぼ横ばいとなる見込み。

<糖尿病>1日当たり入院患者数は2030年をピークに減少見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばい。1日当たり外来患者数は2025年がピーク。

<精神疾患>1日当たり入院患者数、1日当たり外来患者数ともにすでにピークアウト。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。

今治圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(今治)[PDFファイル/3.3MB]

表3

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口については、2025年をピークに減少見込み。

需要推計(入院全体)

  • 回復期や慢性期を含めた全体の入院需要は2025年まで増加の見込み。
  • 急性期(DPC)の入院需要については既にピークアウトをしている。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>入院需要(入院全体)および手術需要は既にピークアウトしている。

<脳卒中>1日当たり患者数(入院全体)は2025年、手術数は2020年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばいから微減となり、回復期を中心とした需要の増加を予想する。

<心血管疾患>1日当たり患者数(入院全体)は2025年、手術件数は2020年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)はほぼ横ばいから微減となる見込み。

<糖尿病>1日当たり入院患者数は2025年をピークに減少見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばい。1日当たり外来患者数は既にピークアウトしている。

<精神疾患>1日当たり入院患者数、1日当たり外来患者数ともにすでにピークアウト。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。

松山圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(松山)[PDFファイル/3.96MB]

表4

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口は2035年がピークになるが、しばらく大きな減少はない。

需要推計(入院全体)

  • 回復期や慢性期を含めた全体の入院需要は2035年まで増加の見込み。
  • 急性期(DPC)の入院需要についても同様に2035年まで増加の見込み。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>入院需要(入院全体)のピークは2035年、手術需要のピークは2025年となる見込み。

<脳卒中>1日当たり患者数(入院全体)は2040年がピーク、手術件数は2035年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は2035年頃がピークになるが、入院需要は回復期を中心とした需要の増加を予想する。

<心血管疾患>1日当たり患者数(入院全体)は2035年がピーク、手術件数は2030年がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は2035年頃がピークになるが、入院需要は回復期を中心とした需要の増加を予想する。

<糖尿病>1日当たり入院患者数は2035年頃がピークとなる見込み。1日当たり患者数(DPC)は横ばい。1日当たり外来患者数も2035年がピーク。

<精神疾患>1日当たり入院患者数は2030年頃がピークとなるが、1日当たり外来患者数はすでにピークアウト。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。

八幡浜・大洲圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(八幡浜・大洲)[PDFファイル/3.27MB]

表5

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口については、2030年をピークに減少見込み。

需要推計(入院全体)

  • 入院需要は既にピークアウトをしている。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>入院需要、手術需要ともにピークアウトをしている。

<脳卒中>入院需要、手術需要ともにピークアウトをしている。

<心血管疾患>入院需要、手術需要ともにピークアウトをしている。

<糖尿病>入院需要、外来需要ともにピークアウトをしている。

<精神疾患>入院需要、外来需要ともにピークアウトをしている。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。

宇和島圏域の概要

公表データを活用した医療提供体制の分析(宇和島)[PDFファイル/3.06MB]

表6

人口動態

  • 人口総数は今後減少見込み。75歳以上人口については、2030年をピークに減少の見込み。

需要推計(入院全体)

  • 入院需要は既にピークアウトしている。

需要推計(5疾病)

<悪性新生物>入院需要、手術需要は既にピークアウトしている。

<脳卒中>1日当たり患者数(入院全体)は2025年以降減少となる見込み。手術需要と1日当たり患者数(DPC)は既にピークアウトしている。

<心血管疾患>1日当たり患者数(入院全体)は2025年以降減少となる見込み。手術需要と1日当たり患者数(DPC)は既にピークアウトしている。

<糖尿病>1日当たり患者数(入院全体)は2025年以降減少となる見込み。外来需要は既にピークアウトしている。

<精神疾患>1日当たり入院患者数、1日当たり外来患者数ともにすでにピークアウト。

需要推計(小児周産期)

  • 今後の出生数や小児(15歳未満)患者数は減少見込み。
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