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水害リスクマップ一覧
はじめに
県では、県民の皆様に過去の浸水や土砂災害の発生状況などを知っていただき、災害に対する備えや、洪水が発生した際などに命を守る的確かつ迅速な避難行動に繋げていただくことを目的として「水害リスクマップ」を作成しました。
水害リスクマップは、県が管理するすべての河川について、市町村合併前の旧70市町村の単位で作成していますので、皆様の安全な生活を守る備えとしてお役立てください。
※印刷により不具合が生じた場合は下記お問い合わせ先までご連絡ください
松山市
今治市
宇和島市
八幡浜市
新居浜市
西条市
大洲市
伊予市
四国中央市
西予市
東温市
上島町
久万高原町
松前町
砥部町
内子町
伊方町
松野町
鬼北町
愛南町
水害リスクマップに関するQ&A
質問1:水害リスクマップとはどういったものですか。
回答1:平成30年の西日本豪雨では、本県各地で甚大な被害が生じ、多数の箇所で浸水や土砂災害が発生しました。
水害リスクマップは、30年7月豪雨の浸水や土砂災害の発生箇所のほか、令和3年までの浸水実績や洪水浸水想定区域、土砂災害危険箇所、高潮浸水想定区域、水防上危険な箇所など、様々な危険性のある情報を一枚の地図上に示したものです。
質問2:水害リスクマップと洪水浸水想定区域図はどのような違いがあるのか。
回答2:洪水浸水想定区域図は、計画している河川の改修規模を決めた降雨や想定しうる最大降雨の発生を条件として、浸水区域や、浸水の深さなどを示したもので、愛媛県の管理する河川では、今まで22河川24箇所で作成しています。
一方、水害リスクマップは今までに浸水や土砂災害の発生した箇所などを示したもので、県が管理する1157のすべての河川について作成しています。
質問3:水害リスクマップの浸水箇所は、どのようにして調査したのか。
回答3:毎年、市町から報告ある水害統計調査、市町にある浸水調査の資料などを基に作成しており、概ね40年程度(昭和55年ごろから)の情報を反映しています。
今後も、調査、資料収集を続け、改訂していく予定です。
質問4:土砂災害情報について詳しく知りたい。
回答4:えひめ土砂災害情報マップ<外部リンク>をご覧ください。
質問5:高潮浸水想定区域について詳しく知りたい。
回答5:えひめ高潮浸水想定区域についてをご覧ください。
語句の解説(水害リスクマップの凡例)
洪水浸水想定区域
計画規模(L1):河川改修は、概ね数十年に1回発生する降雨で発生する洪水が安全に流下するよう計画規模を決めますが、この洪水の時に浸水が想定される区域を表します。
想定最大規模(L2):当該の河川だけでなく、近隣地域でも観測された最大の降雨も考慮した想定しうる最大規模の降雨(概ね数百年から数万年程度に1回発生する規模)で洪水が発生した際に浸水が想定される区域を表します。
土砂災害警戒区域(土砂災害のおそれがある区域)
土砂災害が発生した場合に、住民の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域で、危険の周知、警戒避難体制の整備が行われます。
土砂災害特別警戒区域(建物が破壊され、人命に大きな被害が生ずるおそれがある区域)
土砂災害が発生した場合に、建築物に損壊が生じ、住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で、特定の開発行為に対する許可制、建築物の構造規制等が行われます。
特別警戒区域は、土砂災害により建築物に作用する力(外力)※が、建築物の耐力(建築物が崩壊を生じることなく耐えることのできる力)を上回る区域が指定されます。
※ただし、地すべりについては、地すべりに伴って生じた土石等による力が建築物に作用した時から30分間が経過した時に建築物へ作用する力の大きさとし、地すべり区域の下端から最大で60m範囲内の区域となります。
土砂災害危険箇所
土砂災害による被害のおそれのある箇所です。
対象となる土砂災害は、土石流災害、がけ崩れ災害、地すべり災害です。
高潮浸水想定区域
高潮浸水想定区域図は、想定しうる最大規模の高潮による氾濫が発生した場合の(浸水区域・浸水深)及び(浸水継続時間)を2種類の図面で表示したものです。