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試験研究課題に対する外部評価制度
現在、社会経済情勢がめまぐるしく変化するとともに、県民や産業界のニーズも多様化・高度化する中で、県試験研究機関が県民生活に貢献し、地域産業の振興等により一層資するためには、これらの変化、ニーズに的確に対応しながら、試験研究活動を充実・強化し、効率的・効果的な試験研究を推進する必要があります。
そこで、平成17年度に外部の有識者等で構成する評価専門部会(6部会※)を設置し、県試験研究機関が実施する試験研究課題に対する外部評価を実施し、より効率的・効果的な試験研究を推進しています。
※現在は、3部会に再編。
1.評価制度の概要
(1)評価の目的
目的
- 多様化・高度化する県民や産業界のニーズの的確な把握と事業化につながる研究開発の推進
- 多様な助言による、研究職員の能力等が十分発揮できる研究環境の実現
- 限られた研究資源の効果的・効率的な活用
- 県民に対する説明責任の確保による県民の理解と支持の増大
(2)評価対象課題
原則として、試験研究機関で実施する全試験研究課題を対象としますが、次のいずれかに該当する試験研究課題については、評価対象外とします。
対象外
- 国、企業等から委託を受けて行う試験研究(委託元が全額負担するものに限る)
- 秘密保持義務契約(秘密保持義務を定めた協定等を含む)が締結されている共同研究
- 定型的かつ継続的な試験研究であって、各評価専門部会において評価になじまないと認められたもの
- 国その他の公的機関において評価が実施される試験研究
(3)評価の種類及び評価項目
評価の種類 |
評価項目 |
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事前評価 |
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中間評価 |
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事後評価 |
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追跡評価 |
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(4)評価の実施主体
試験研究機関の課長級及び本庁関係課長級で組織する内部評価委員会で内部評価を行った後、外部の有識者等で組織する次の評価専門部会で外部評価を実施します。
評価専門部会 |
委員数 |
評価対象試験研究機関 |
---|---|---|
衛生環境評価専門部会 |
6名 |
衛生環境研究所 |
産業技術評価専門部会 |
9名 |
産業技術研究所 |
農林水産評価専門部会 |
10名 |
農林水産研究所 |
(5)評価結果の取扱い
評価結果を研究課題の選定、改善、中止等に適切に反映させるとともに、評価結果を一般に公開します。