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行革甲子園2018~愛顔あふれるイノベーション!政策コンテスト~
愛媛県では、県内市町と連携し、行政改革の取組事例を発表・表彰する「行革甲子園」を、平成24年度と26年度に開催しました。その2回の大会では、県内の全20市町から、計110に及ぶ行革事例の応募があり、県内市町間でノウハウを共有したところ、発表事例を中心に他の市町でも取組が広がるなど、優良事例の波及効果が認められました。そこで、平成28年度は、全国の市区町村に参加を呼びかけ、「行革甲子園2016~プラスの力を生み出す政策コンテスト~」を開催したところ、全47都道府県の110市町村から104事例の応募があり、その取組を広げてきました。
第4回目となる平成30年度は、前回と同様に全国の市区町村を対象として事例を募集したところ、前回を上回る全47都道府県の117市区町村から141事例の応募をいただきました。また、更なる効果の拡大のため、「特別企画」として台湾・台北市から職員をお招きして、海外の先進事例を発表していただきました。
目的
- 県内はもとより全国の市町村が行政改革の先進事例を共有し、自らの取組に活用することで、行政改革のより一層の推進を図る。
- 自治体間で刺激し合い、高め合うことで、より良い地域づくりへつなげていく。
事例募集
全国の市区町村から、次により行政改革の取組事例を募集しました。
募集期間
平成30年3月~5月
応募対象
全国の市区町村
対象事例
市区町村が取り組んだ「行政改革事例」。ここでの「行政改革事例」とは、行政運営や事業実施における「効率化事例」や「効果拡大事例」、「新しい手法の導入事例」等とし、例えば、次のような事例を対象としました。
- 他の自治体との連携による効率化・相乗効果の拡大事例
- 公共施設等の有効活用・効果的なマネジメント事例
- 民間企業や大学等の知恵・ノウハウ・資金・パワー等の有効活用事例
- ICTの活用による効率化・新事業導入事例
- 業務の標準化・見える化による改善事例
- 歳入増加や経費削減、組織の見直し事例
- 住民との協働や住民のネットワーク等の活用事例
- 新たな手法の導入等による地域活性化事例
審査を希望しない区分を設定し、多様な事例収集を図りました。
事例の応募状況
全47都道府県の117市区町村から、141事例の創意工夫あふれる取組事例の応募がありました。
誠にありがとうございました。
一次審査(書類審査)
応募141事例のうち、審査を希望する110事例について、外部審査員4名による書類審査により、当日事例発表する8団体を決定しました。
当日の内容
日時
平成30年8月30日(木曜日) 12時30分~17時
場所
ひめぎんホール2階 真珠の間
出席者
愛媛県知事、審査員、全国の自治体職員・議員、公務員を目指す学生等 約400人(内訳:県外100人、県内300人)
次第
【事例発表】
- 書類審査を通過した8団体によるプレゼンテーション
- 審査員(5名)による審査
【特別企画】
- 台湾・台北市による事例発表
【審査・表彰】
松山市(愛媛県)
『窓口一本化の保安指導で防災体制を強化(新規財源の確保)』が 「グランプリ」 を受賞しました。
(副賞として、砥部焼の表彰楯を贈呈)
また、「審査員長特別賞」を
- 西粟倉村(岡山県)
『「百年の森構想」と「ローカルベンチャー」による地域資本の価値向上への取組』 - 三条市(新潟県)
『住民の血税を考えれば共同化をやらない理由はない!~各種情報システムの共同化と新たなサービスの実現~』
の2団体が受賞しました。
当日プログラムはこちらをご覧ください。[PDFファイル/4.02MB]
事例発表団体の取組概要
発表事例一覧
事例発表の動画をYouTubeに掲載しました。取組事例名をクリックするとリンク先で動画を視聴することができます。
市町村名 | 都道府県名 | 取組事例名 |
発表に使用した資料 |
取組概要等 | |
---|---|---|---|---|---|
大和市 |
神奈川県 |
民間企業と連携した駐輪場シェアサービスの運用<外部リンク> |
概要版[PDFファイル/1.84MB] | 詳細版[PDFファイル/434KB] | |
松山市 |
愛媛県 |
窓口一本化の保安指導で防災体制を強化(新規財源の確保)<外部リンク> |
概要版[PDFファイル/1.85MB] | 詳細版[PDFファイル/545KB] | |
浜松市 |
静岡県 |
全国初!下水道事業へのコンセッション方式導入<外部リンク> | 概要版[PDFファイル/2.02MB] | 詳細版[PDFファイル/1.56MB] | |
西粟倉村 |
岡山県 |
「百年の森林構想」と「ローカルヘ゛ンチャー」による地域資本の価値向上への取組<外部リンク> | 概要版[PDFファイル/2.33MB] | 詳細版[PDFファイル/1.06MB] | |
天塩町 |
北海道 |
概要版[PDFファイル/1.85MB] | 詳細版[PDFファイル/610KB] | ||
つくば市 |
茨城県 |
RPAを活用した共同研究~対象業務で約8割の時間削減~<外部リンク> |
概要版[PDFファイル/1.9MB] | 詳細版[PDFファイル/4.23MB] | |
西予市 |
愛媛県 |
概要版[PDFファイル/2.19MB] | 詳細版[PDFファイル/1.39MB] | ||
三条市 |
新潟県 |
概要版[PDFファイル/1.9MB] | 詳細版[PDFファイル/304KB] | ||
台湾・台北市 |
台湾版スピード決裁~明確な役割分担と権限移譲の徹底~ |
発表順
審査員
- 小西砂千夫氏(審査員長・関西学院大学 教授、外部審査員)
- 兼平裕子氏(愛媛大学 教授、外部審査員)
- 小室将雄氏(有限責任監査法人トーマツ パートナー、外部審査員)
- 米良はるか氏(READYFOR株式会社代表取締役CEO、外部審査員)
- 中村時広氏(愛媛県知事)
評価のポイント
「創(そう)」・「効(こう)」・「種(しゅ)」の3拍子揃った取組の観点に加え、プレゼンテーションの内容を評価
創(そう) | 創意工夫あふれる取組か、独創性・先進性があるか |
---|---|
効(こう) | 費用対効果の高い取組か |
種(しゅ) |
他にアイデアの種を提供する取組か (他の自治体に広がる取組か) |
プレゼンテーション | 取組の意図や内容がよく伝わるプレゼンであったか |
事例集の作成
今後、全応募事例を掲載した事例集を作成し、応募団体等に送付する予定としております。
参考資料
参考資料として、事例募集や大会開催に関する資料を添付します。
- 「行革甲子園2018」開催概要[PDFファイル/203KB]
- 「行革甲子園2018」事例募集チラシ[PDFファイル/1.77MB]
- 「行革甲子園2018」参加者募集チラシ[PDFファイル/2.39MB]
大会当日の様子
「行革甲子園2018」大会当日(平成30年8月30日)の様子を、写真で紹介します。
1.会場の様子
2.知事挨拶
3.(1)大和市による事例発表
3.(2)浜松市による事例発表
3.(3)天塩町による事例発表
3.(4)つくば市による事例発表
3.(5)西予市による事例発表
4.県内市町長による札挙げの様子
5.台湾・台北市による事例発表
6.審査員長特別賞の表彰(三条市・西粟倉村)
7.グランプリ受賞者(松山市)
8.審査員・発表者の皆様