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平成30年度「東予みらい人材育成講座 歴史文化資源を活かしたまちづくりカレッジ」の開催結果について

ページID:0010215 更新日:2021年2月22日 印刷ページ表示

 管内高校生と愛媛大学社会共創学部井口研究室による交流型のワークショップ「歴史文化資源を活かしたまちづくりカレッジ」を下記のとおり開催しました。

 なお、会場の人数制限をはじめ、こまめな換気や手指の消毒の実施など、3密回避を徹底して実施しました。

実施概要

目的

 東予地域の未来(みらい)を担う若者を対象に、地域の歴史文化資源や産業遺産、伝統工芸など、東予の貴重な地域資源を学び、課題解決策を考える講座を通じて、郷土に対する誇りや愛着(シビックプライド)を醸成するとともに、これからの地域の発展に貢献できる人材を育成することを目的に実施した。

開催概要

  1. 日時・場所
    令和2年12月5日(土曜日)13時00分~16時00分 東予地方局7階大会議室
  2. 講師 愛媛大学 社会共創学部 准教授 井口 梓
    ファシリテーター・グラフィックレコーダー 愛媛大学 社会共創学部 井口研究室の学生14名
  3. 参加者
    18名(川之江高等学校、新居浜西高等学校、新居浜南高等学校、西条高等学校、今治北高等学校)

内容

 今治市、新居浜市、西条市、四国中央市の高校生が地域で取り組む歴史文化実践を題材に、まちづくりを学ぶ大学生がグループに参加し、課題解決の手法を探り、新たな地域活性化のコンテンツやそれを活用した取組み等を議論・提案を行なった。(愛媛大学社会共創学部井口研究室の学生がファシリテーターとグラフィックレコーダーをつとめました。)

各グループが取り上げた歴史文化資源の題材

グループ(1) 川之江高等学校「四国中央を『紙のまち』として発展させたい!」[PDFファイル/808KB]

 四国中央市は「紙のまち」と呼ばれるほど紙関連産業が発展しています。
 四国中央市の紙産業に関わってきた人たちの功績や紙の用途など、地域(産業)の歴史文化資源をどのように活用すれば、まちの発展につながるか、その方法について議論しました。

 

グループ(2) 新居浜西高等学校「昭和通りと登道商店街について考える」[PDFファイル/902KB]

 私たちの学校の近くにあるかつては賑わっていた昭和通り、登道商店街は空き店舗が目立ちます。
 新居浜太鼓祭りでは少子高齢化や人口減少の影響でかき夫が不足し、十分にかき上げることができていないものも見受けられます。
 私たちは、こういった歴史や遺産を後の世代にも知ってもらうために地域活性化を目指すプロジェクトに取り組みたいと考えました。

 

グループ(3) 新居浜南高等学校「サイクリスト×お遍路さんに喜光地商店街の魅力を伝えたい!」[PDFファイル/912KB]

 新居浜市には四国八十八ヶ所のお寺は一つもありませんが、旧讃岐街道がありお遍路さんを見かけることがしばしばあります。
 旧讃岐街道ではサイクリストの姿も見かけることがあります。
 私たちはお遍路さんとサイクリストが繋がることができるプロジェクトを検討しました。
(地域に点在するチョットした歴史遺産「チョ歴遺産」との連携を検討)。

 

グループ(4) 西条高等学校「もっと知って!愛媛民藝館」[PDFファイル/935KB]

 西条高校の隣に愛媛民藝館があります。現状では西条高校生のほとんどが訪問したことがありません。
 愛媛民藝館を特別なイベンド以外に気軽に足を運んでもらえるようにするにはどうすればよいか、その啓発や方法について議論しました。

 

グループ(5) 今治北高等学校「今治市再発見プロジェクト」[PDFファイル/933KB]

 今治市には、しまなみ海道や今治タオルなど広く知られているものがあります。
 しかし、桜井漆器や伝統音楽、村上水軍といったあまり知られていないものも非常に多くあります。
 私たちはその中から一番取り上げたい歴史文化(エリア)を取り上げ、伝統資源を守り魅力を伝えるための、様々な方法を検討しました。

参加者の感想・意見

今回の講座に参加した感想

  • 今までの自分にはなかった物の見方や発想に触れることができた。
  • 他人へ広げる前に、まず自分がもっと地域について知るべきだと感じた。
  • もっと自分達が住んでいる町の文化や歴史について知ろうと思った。
  • 他のグループの発表を聞いて、東予には歴史や文化の魅力がたくさんあることを知れた。後世に伝えたい。
  • 他校生と交流し、その町ならではの文化資源について知ることができ、愛媛の良いところを発見できた。

グループで取り組んだ題材についての意見や感想

  • 川之江の取り柄は「紙」だけでなく、『城下町(学問が盛んだった)』という強みも知れた。
  • 昭和通りと登道商店街を、もっと自分達が知り、新居浜市全体に発信したり、商店街の案内等を担いたい。
  • 喜光地商店街のいろいろな特色を改めて考えられたことで、学校での課題研究に活かせる。
  • 民藝館が抱える課題や魅力を話し合い、解決するための方法を学べた。
  • 「市民に調査をする」何気ない案でも、深いところまで考えてみると良い物になる確信を得ることができた。

今後このような講座が開催された場合に挑戦してみたいこと

  • 他校生との討論会をしてみたい。
  • 参加した高校のアイディアを取り入れたり、協働して実際に活動してみたい。
  • 他の題材でもグループワークをしてみたいし、グラフィックもしてみたい。
  • 同地域の学校(例:今治北や今治西など)と、一つの課題・地域のことについて多角的に考察してみたい。

高校関係者からの声

  • 参加した生徒は大変感銘を受け、大きな刺激を受け、本当に参加して良かったとの感想を聞きました。
  • これからの活動の糸口のようなものが見えたようです。
  • 年齢の近い大学生がファシリテーターとしてコーディネートしていただいたお陰で、これまでの学習経験を自分の言葉でアウトプットできる貴重な学びの場となりました。

当日の様子

当日の様子(写真)[PDFファイル/1.01MB]

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