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平成18年版

ページID:0007900 更新日:2018年3月26日 印刷ページ表示

概要版(平成18年版)

概要(あらまし)

環境を取り巻く現状が、ますます複雑多様化している中、県においては、「愛媛県環境基本条例」や「えひめ環境保全指針」などに基づき、環境保全施策の総合的かつ計画的な推進を図っている。

主な施策としては、地球温暖化の防止を図るため、増加する休耕田等を活用した新エネルギー導入促進対策として「バイオマスエネルギープロジェクト」を推進するとともに、四国4県共同で適正冷房温度28度の設定とエコスタイルでの勤務を民間企業に呼びかけて省エネルギーと温室効果ガスの削減を目指す「クールビス四国キャンペーン」を実施したり、家庭での節電を通じて二酸化炭素の排出量を減らす「CO2CO2(コツこつ)トライアル2006」など内容とする「地球温暖化防止フェスティバル」を開催するなど、地球温暖化防止に向けた実践活動や普及啓発活動などに取り組んでいる。

また、廃棄物処理法に基づき、本県における廃棄物処理のあり方や関係者の役割、県の施策の基本的方向を定める「愛媛県廃棄物処理計画」を策定した。

さらには、本県に生息・生育する絶滅のおそれのある野生動植物の保護のあり方についての基本的な考え方や、今後実施すべき保護施策の一定の方向性を明らかにした「愛媛県野生動植物の保護に関する基本指針」に基づいて具体的施策を推進した。

1.環境先進県を目指して

(1) 地球環境対策の推進

国が平成14年12月に閣議決定したバイオマス・ニッポン総合戦略を受けて平成16年度に策定した「えひめバイオマス利活用マスタープラン」に基づいて「バイオマスエネルギープロジェクト」を推進し、平成17年度にはBDF(バイオディーゼル燃料)製造装置やヒマワリ収穫用コンバインの開発を行い、バイオマスエネルギーの利活用の推進に努めた。

(2) 温暖化対策の普及啓発活動の実施

四国4県が連携して行う温暖化対策事業として、四国4県が組織する四国地球温暖化防止対策推進協議会が主体となって統一ポスターを用いた「クールビス四国キャンペーン」を実施し、「適正冷房温度28度の設定」と「エコスタイルでの勤務」を民間企業などに呼び掛け、民生部門の省エネルギーと温室効果ガスの削減を目指した。

(3) 愛媛県発のエコ技術の創造

微生物等自然の浄化能力を活用した水質浄化技術により、アオコ発生の抑制や水質の浄化を行ったほか、県工業技術センターが開発した「えひめAI-1号」を活用して、新居浜市、上島町、内子町の3箇所で生活排水による水質汚染の改善と住民の環境意識の啓発を図った。

(4) アスベスト対策の推進

アスベストに関する県民の健康被害の防止と不安感解消のため、県ではアスベスト対策連絡会議を設置し、建築物解体業者などを対象としたアスベスト対策説明会の開催、解体現場等の監視指導や周辺大気環境調査の強化、県有施設の安全性確認調査と緊急対策工事など総合的な対策に取り組んだ。

(5) 愛媛県廃棄物処理計画の策定

県では、17年度に18~22年度を計画期間とする「愛媛県廃棄物処理計画」を策定し、廃棄物の減量化目標を定めた。計画では、3R施策の展開(廃棄物の発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再資源化(Recycle))、適正処理の確保、資源循環促進税の導入・活用、情報公開と廃棄物処理に関する理解促進を基本方針に、県民、事業者、処理業者、市町及び県の役割分担を定めた。

2.平成17年度の現況

(1) 生活環境の保全

平成17年度の本県の大気環境、水環境、騒音、振動、悪臭、土壌環境、環境放射能、有害化学物質、公害苦情処理等の概況について測定データ等をもとに検証している。

(2) 廃棄物の適正な処理・資源循環型社会の推進

県内の一般ごみの年間総排出量は、約57.6万トン(前年度約61.0万トン)で、そのうち75.3%が焼却処理、4.0%が埋立処分された。また、資源化量は約7.9万トン(前年度約8.5万トン)で、これに集団回収量を加えたリサイクル率は15.5%となった。

また、循環型社会の形成に向け、子ども達が周囲の大人達も巻き込んで、ごみ減量・リサイクル活動の実践やライフスタイル見直しの契機とするため、小学生を対象にごみを減らすアイデアコンテストを開催した。

(3) 自然と人とが共生する環境の保全と創造

愛媛県レッドデータブックに基づき野生鳥獣の保護を行うとともに、鳥獣保護計画に基づいた適正な狩猟を推進したほか、自然環境に配慮した公共事業等の推進に努めた。また、新たな森林の管理として、公的管理による放置森林の整備等を実施している。

(4) 快適な都市環境の保全と創造

地域の自主的な清掃美化活動等の取組みとして創設された「愛リバー制度」、「愛ロード制度」、「愛ビーチ制度」に参加する団体を支援した。また、景観法の施行を受けて、より良好な景観作りを目指す市町を支援するため「えひめ景観計画策定ガイド」を策定した。

(5) 県民参加型環境教育・学習の推進

環境保全意識の高揚を図るため一般県民を対象にした体験型環境教育イベント「地球温暖化防止フェスティバル~みんなの地球を考えよう~」を開催したほか、県民総参加による「クリーン愛媛運動」の展開、また、小・中・高校生を対象にした「環境啓発図画コンクール」の開催、「エコファミリー育成講座」の開催などを行い、環境への意識の高揚を図った。

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