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平成16年版

ページID:0007890 更新日:2018年3月26日 印刷ページ表示

概要版(平成16年版)

概要(あらまし)

環境を取り巻く現吠が、ますます複雑多様化している中、県においては、「愛媛県環境基本条例」や「えひめ環境保全指針」、「えひめ循環型社会推進計画」などに基づき、環境施策の総合的かつ計画的な推進を図っており、本県の環境は全般的に概ね良好な状態を保っている。

主な施策としては、地球温暖化の防止や循環型社会の構築に向けて、再生可能なバイオマス利活用を進めるため、平成16年6月「えひめバイオマス利活用マスタープラン」を策定するとともに、衛生環境研究所において、スギ、ヒノキの抗菌効果、植物生長抑制効果等の有効成分を利用した、環境にやさしい製品素材である「樹皮ボード」及び「雑草抑制材」を開発し、特許申請を行った。

また、経済的で効率的な生活排水処理施設の整備計画を再構築するため、県内全市町村の参如・協力のもと、平成16年3月「第二次愛媛県全県域下水道化基本構想」を策定した。

廃棄物対策の面からは、産業廃棄物等適正処理指導員の配置や監視モニターの委嘱、通報専用電話の設置のほか、警察当局と連携した収集運搬車両の検問、監視カメラの設置などにより、産業廃棄物の不法投棄の未然防止に努めている。

このほか、環境教育・学習の積極的な推進、本県独自の環境技術の普及、森林ボランティア活動の促進など、様々な環境保全・創造施策を講じ、「環境先進県えひめ」づくりに取り組んでいる。

1.環境先進県を目指して

  1. 愛媛県発のエコ技術の創造
    微生物等自然の浄化能力を活用した水質浄化技術の実用化や優れたダイオキシン類別滅効果が確認された「えひめ方式」の小型焼却炉の普及促進、ダイオキシン類分解技術開発成果の公表などを行うとともに、愛媛県環境創造センターを核に、えひめバイオマス利活用マスタープランの検討やより高度な環境知識の習得を目的とした「えひめ環境大学」の開催などに努めた。
  2. 地球環境対策の推進
    各種の地球温暖化防止対策技術を導入した愛媛県体験型環境学習センター(通称:えひめエコ・ハウス)をえひめこどもの城内に設置し、平成15年4月22日の「地球の日」にオープンした。
    また、愛媛県地球温暖化防止指針の周知を図るため、普及啓発用のパンフレット配布や啓発ビデオの一般県民への貸し出しを行ったほか、地球温暖化防止月間において中四国各県共同によるテレビ、新聞等のマスコミを活用したPR活動を推進した。
  3. 資源循療型社会の構築
    「えひめ循環型社会推進計画」を策定し、廃棄物の発生抑制(Reduce)、再使用(Reuse)、再資源化(Recycle)を基本方針に据えた循環型社会の形成に取り組むこととしているが、これらの取組を促進するため、「えひめの循環型社会づくり」のホームページを開設し、市町村や3Rイベント・グループ・企業の情報のほか、ごみ事情やリサイクル製品など幅広い情報を県民に提供している。
  4. 漱戸内海環境対策の推進
    平成14年7月改訂した「瀬戸内海の環境の保全に関する愛媛県計画」を基本に、規制基準の遵守徹底や小規模事業場に対する適正な排水処理指導、生活排水対策の計画的・総合的な推進等により、化学的酸素要求量、窒素及びりん含有量の総量削減などに努めている。
    また、瀬戸内海の汚染防止対策を広域的に推進するため、沿岸の自治体及び各種団体が組織を構成し、瀬戸内海の環境保全に関する意識の高揚及び調査研究等の活動を行っている。

2.平成15年度の現況と対策

  1. 生活環境の保全
    平成15年度の本県の大気環境、水環境、騒音、振動、悪臭、土壌環境、環境放射能、有害化学物質、公害苦情処理等の概況について測定データ等をもとに検証している。
  2. 廃棄物の適正な処理・資源循環型社会の推進
    ごみの減量やリサイクルの推進について、市町村へ積極的に働きかけるとともに、市町村が実施するダイオキシン類対策等に対して、技術的及び財政的援助を行っている。
    産業廃棄物については、不法投棄防止対策を強化するとともに、「愛媛県廃棄物処理計画」の目標達成に向けて、再利用・再資源化の促進に努めている。
    このほか、循環型社会構築のため、県民が企画段階から参加するフォーラムの開催等による普及啓発や「資源循環優良モデル認証制度」などを実施している。
  3. 自然と人とが共生する環境の保全と創造
    平成11年度から4箇年をかけて作成した「愛媛県レッドデータブック」を広く普及するため、掲載内容を県民が利用しやすいよう検索機能を持たせたホームページを開設した。
    さらには、生態系の保全に向けて、野生動植物の保護対策や自然と人との共生を目指す技術について、検討を行った。
    また、森林を適正に管理し、森林の持つ公益的機能を高度かつ持続的に発揮させることを目的に、(財)愛媛の森林基金が主体となって、公的管理による放置森林の整備を行っている。
  4. 快適な都申環状の保全と創造
    自然環境とも調和した長期的視野に立ったまちづくりを推進するため、18都市計画区域全てにおいて「都市計画マスタープラン」を策定した。
    また、多様な河川空間の創出を目的とした河川環境美化事業を実施したほか、河川里親制(現・愛リバー)、道路里親制度(現愛ロード)、海岸里親制度(現・愛ビーチ)を設け、県民参加による清掃美化活動等を推進している。
  5. 県民参加型環境教育・学習の推進
    環境マイスター派遭事業やこどもエコクラブ活動の普及、高等学校環境教育推進事業などを通じ、環境学習機会の拡充に努めた。
    また、一般県民を対象にした「環境の世紀を拓く一循環型ゼロエミッション社会の創造-」フェアを開催するとともに、小・中学生を対象にした「自然観察会」や「環境啓発図画コンクール」の開催、資源の節約とごみの減量につながる手段である買い物袋(マイパック)持参運動の実施や「環境家計簿の普及促進に努め、環境保全意識の高揚を図った。

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