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北朝鮮によるミサイルの発射に抗議する決議

ページID:0014104 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

第380回(令和4年9月)定例会

提出議案【議員提出の部】

北朝鮮によるミサイルの発射に抗議する決議

 10月4日、北朝鮮は、ミサイルの発射を、しかも事前の通告なく太平洋に向けて行った。国際社会の強い批判・警告にもかかわらず、ミサイルの発射が繰り返され、本年に入り20回以上、特に、9月25日から昨日までに断続的にミサイル発射を強行しており、このうち、昨日は、我が国の上空を通過し、太平洋の排他的経済水域外に落下したと推定されている。

 これら一連のミサイルの発射は、国連安全保障理事会決議への明白な違反であり、我が国の平和と国民の安全・安心を脅かす重大かつ深刻な事態であるのみならず、国際社会の平和と安全を著しく損なう許しがたい暴挙であり、断じて容認することはできない。また、この行為は、ロシアによるウクライナ侵略への対応に各国が追われる中、国際社会の動揺に乗じた挑発である。

 我が国を始めとする国際社会は、北朝鮮に対し、これまでも再三にわたり、関連の国連安全保障理事会決議を完全に順守し、核実験やミサイルの発射等の挑発行為を行わないよう繰り返し要求してきた。

 しかしながら、北朝鮮は、そういった要求に応える意思を示さず、核・ミサイルの脅威を背景として国際社会への発言力を強めようと技術開発を継続しており、日本国民の生命・財産に対し、現実として、重大かつ深刻な脅威が迫っているものと考えざるを得ない。

 よって、本県議会は、国際社会の警告を無視し、連続して強行されている北朝鮮の軍事的暴挙に対して、抗議と非難の意を強く表明するとともに、国においては、下記の事項について特段の対応をされるよう強く要請する。

 

  1. 国際社会と結束して、北朝鮮に対する一連の国連安全保障理事会決議の厳格かつ全面的な履行を確保するとともに、北朝鮮への圧力強化により、核・ミサイル開発の放棄に向けて断固とした対応をとること。
  2. 現実に切実な危険として迫りつつある、ミサイルの飛来・着弾等に備え、ミサイル発射時におけるより迅速かつ適切な情報伝達、具体的で分かりやすい避難行動の周知など、国民の安全・安心を守るために必要な、あらゆる実効性のある対策を講じること。
  3. 高度な警戒・監視態勢を維持しながら、ミサイル発射に関する情報の迅速な連絡体制を構築し、操業する漁船などの船舶や航行中の飛行機の安全確保のため、万全の措置を講じること。

 以上、決議する。
令和4年10月5日
 愛媛県議会

 

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