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学校法人加計学園のコンプライアンスとガバナンスの確立等を求める決議
第357回(平成30年6月)定例会
提出議案【議員提出の部】
学校法人加計学園のコンプライアンスとガバナンスの確立等を求める決議
本年4月、長年の悲願であった岡山理科大学獣医学部が今治市に開学し、国際的に通用する高度な獣医学の専門知識の習得を目指し、獣医学科に147人、獣医保健看護学科に39人の学生が入学し、充実した教育研究施設において新しい学生生活が始まっており、5年後には、教職員を含め1,200人以上が定住することになる。
このような中、いわゆる「加計問題」が喧伝されて1年以上が経過し、加計学園から県への虚偽報告についての謝罪や理事長の記者会見が行われたものの、未だに混迷した状況が続いていることは誠に残念である。
県議会としては、公務員獣医師の確保や地域の活性化を期待しており、学生や教員が学問や研究に専念できる静謐な環境を整えるためには、学園自らが、疑念を晴らすための説明を尽くすことが最も大切であり、将来にわたり透明性のある組織風土を構築することが必要不可欠であると考える。
よって、本県議会は、加計学園に対し、次の2点を要請する。
記
- 対外的な説明責任をしっかりと果たし、学園のコンプライアンスとガバナンスを確立すること。
- 学生や教職員が地域との交流を積極的に進め、地域の活性化に貢献すること。
以上、決議する。
平成30年7月11日
愛媛県議会