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ひめボス推進キャンペーンの実施に関する記者発表の要旨について
【記者発表資料】
- ひめボス推進キャンペーン概要[PDFファイル/70KB]
- リーフレット
P1[PDFファイル/889KB]
P2[PDFファイル/969KB]
P3[PDFファイル/911KB]
P4[PDFファイル/921KB] - 知事のひめボス宣言(写し)[PDFファイル/362KB]
日時 平成29年1月27日(金曜日)11時09分~11時14分
場所 知事会議室
(知事)
バックパネルを変更させていただいておりますけれども、本日、私が、県政を預かる知事として、また県庁組織トップとして、愛媛県版のイクボス「ひめボス」という名称にいたしましたが、この「ひめボス」宣言を行うとともに、「ひめボス」の輪を県内に広げる「ひめボス推進キャンペーン」を開始することとしましたので、発表させていただきたいと思います。
部下の仕事と生活の調和を考えて、組織の業績も結果を出しつつ、自らの仕事と私生活を楽しむ上司、これが通称イクボスでございます。ただ、このイクボスというのは、あくまでも個人の生活とそして所属している組織への働き掛けというふうな枠の中にありますので、ここに「愛媛の活性化を願い、愛媛で働く人を応援する」という、社会貢献的な視点を新たに付加したものとしてネーミングしたのが「ひめボス」ということになりますので、受け止めていただけたら幸いでございます。
宣言文でございます。
愛媛県版イクボス ひめボス宣言
私は、職員の仕事と家庭生活や地域活動などの両立を支援しながら、組織としての成果を出し、自らも仕事と私生活をまるごと楽しむ愛媛のイクボス「ひめボス」となり、先頭に立ってこの取組を進めます。
さらに、県内企業や団体等にも積極的に「ひめボス」の輪を広げ、愛媛で暮らす人々がこれまで以上に家庭生活や地域活動などと両立しながら、愛顔(えがお)で働くことができる環境づくりを進め、更なる愛媛の活性化を目指して全力で取り組みます。
平成29年1月27日
愛媛県知事 中村 時広
人口減少・少子高齢化社会において、長時間労働の削減や柔軟な働き方の実現等により男女ともに働きやすく、働きがいのある職場環境づくりを行う働き方改革は組織にとっては経営戦略であり、地域や経済の活性化に資する取り組みでございます。これを進めるには、まず、トップが組織の働き方を変えていくのだという意思表明をすることが第一と考え、県では愛媛県版イクボス「ひめボス」を推進することといたしました。
私の宣言をスタートとして、教育委員会事務局や警察本部長を含めた県幹部職員が宣言することとしております。さらに、県からの呼び掛けに対し、県内全20市町の賛同をいただきましたことから、2月15日の県・市町連携推進本部会議の場で、県・市町が合同宣言することとしておりまして、県内自治体が連携して発信することで、広く県内事業所、ひいてはオール愛媛に浸透させていきたいと思います。
本日からキャンペーンを展開するにあたり、シンボルマークを作成させていただきました。共に働く部下・スタッフの「仕事と家庭生活や地域活動などの両立支援」と「組織の業績向上」の両方に目を向ける愛媛県版イクボス「ひめボス」の様子を眼鏡のマークで表現しております。「Work」、「Life」、そこに「Social」を加えた3色で構成される円は、調和を意味しているものでございます。
キャンペーンでは、県と全20市町がえひめ女性活躍推進協議会等と連携し、企業や団体等に呼び掛け、ひめボス宣言事業所を増やしていくこととしており、積極的に広報していきたいと思いますので、報道機関の皆さんのご協力もぜひよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
(日経新聞)
県内事業所への波及について、どれくらい広がってほしいという目標はあるのか。
(知事)
そうですね、今、他の県が、例えば一番多いのは山形県の145社でございますけれども、まあそういうふうなことも意識しながらですね、増やしていきたいなというふうに思っています。
(日経新聞)
愛媛の活性化という視点を、今回盛り込んだ意図は何か。
(知事)
そうですね、イクボスというのは、既に23県ぐらいがやられていると思いますし、また、市町それぞれが取り組んでいるところもあるんですけれども、ただ先行しているところを後追いするというだけでは工夫がないので、新たな視点ということを考えてやりたいなと思っていたんですけれど、地域の活性化とか地域貢献という視点を盛り込むことによって、より一層共有しやすい環境ができるんじゃないかなと思って打ち出しました。
ただ、この発想は、私自身というよりは、県庁の女性管理職グループがいろいろと知恵を絞って考えてくれた案でもございます。
ひめボス宣言及びひめボス推進キャンペーンについて紹介