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認知症高齢者グループホームの紹介:Bグループホーム

ページID:0011680 更新日:2018年7月18日 印刷ページ表示

Bグループホーム

~「私らしいあり方」を見つけるために~

キャラクター挿絵(ミカンちゃん)

 「明日も来る?明日も来てよ」と、職員が勤務を終了して帰るたびに声をかけてくださるKさんは、夕方薄暗くなると寂しくなり、不安なことがいっぱいになります。「家庭的な環境のもとに、あたり前に普通の生活を」を理念として、職員は、家族にはなれないかもしれないが、家族のように接することにより利用者の方々に寂しい思いをさせることなくあたり前の生活を送っていただこうと、日々認知症介護に取り組んでいます。

 Bグループホームには18名の認知症と闘っている利用者が入居されています。今言ったこと、行なったことをすぐ忘れてしまう病気には、根気強く支援することが必要となってきます。

 毎日が同じことの繰り返しにはならないように、生活のリズムやペース、生活環境を整えることによって利用者の方々が快適に生活できるよう取り組んでいます。できることはして頂き、できないことだけを支援したり、自己選択や決定の場面を作ることにより、現在持っておられる力を維持することができるよう取り組んでいます。

 ある日の出来事です。

 「私は頭が真っ白になって何もわからなくなった」と言われる利用者が不安を訴えに来ました。よく話を聴いてみると何がなんだか全てにおいて分からなくなったと言われるのです。

 順を追って、なぜここで生活をしているのか、何をしていったらよいのか、話をごまかすことなく説明すると、だんだんに自分がどうしたいのか、何を考えているのかを思い出すことができ、一時の間安心された様子でした。

 長時間の説明でしたが、それは全てを思い出したのではなく、一時の間不安から開放されたに過ぎないのですが、職員としては分からないことを説明することによって、ご本人がどうしたいかを決定していくプロセスを支援したのです。

 このようなことは日々の生活(炊事、掃除、入浴の場面等)でよく見られる光景です。

 職員は利用者にとって「人生の伴走者でありたい」と思っております。つまり、近づきすぎず、離れすぎず、共に前に向かって走って行きたいということです。

 あたり前に生きていくということは私たちにとっては簡単なことですが、認知症の方には困難を伴うことが多いようです。

 Bグループホームでは、利用者一人ひとりの生活ペースを知り、性格を知り、支援できることを知った上で、利用者が「私らしいあり方」を見つけるための支援に取り組んでいます。

グループホームイメージの画像1グループホームイメージの画像2

(注)写真と本文とは関係がありません。

 

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