真珠(アコヤ貝)

真珠(アコヤ貝)について

【和 名】 あこやがい/阿古屋貝
【分 類】 ウグイスガイ目 - ウグイスガイ科 -アコヤガイ属
【学 名】 Pinctada martensii
【英 名】 Akoya pearl oyster, Japanese pearl oyster

天然のアコヤ貝は、日本海側では秋田県男鹿半島以南、太平洋側では房総半島から南西諸島までの外洋に面した内湾や瀬戸内海に分布。貝が体内に入った異物を自身の貝殻成分で覆う性質を利用して真珠を作出しますので、多くの貝の中から貝殻内面に美しい真珠層を持つアコヤ貝が選ばれました。

愛媛県の真珠養殖について

1907年頃始まった愛媛県の真珠養殖は、110年以上の歴史を持ち、価格暴落や大量へい死、世界的不況など幾多の苦難を克服しながら発展してきました。全国屈指の好漁場と生産者の工夫により、2009年以降、生産量・額とも日本一を維持しています。

  • 1
    稚貝の生産
  • 2
    稚貝の育成
  • 3
    母貝の育成
  • 4
    抑制(3〜4ヶ月間)
  • 5
    核入れ(挿核)
  • 6
    本養殖
  • 7
    浜揚げ

真珠養殖は、人工採苗した稚貝を約2年間かけて真珠母貝まで育成します。この母貝に挿核し養殖かごに入れて大切に育てます。10か月から2年ほど育成したのち、貝を取り上げて真珠を取り出します。

真珠養殖(挿核)

挿核とは、二枚貝の貝殻を球形に加工した真珠のもととなる核を生殖巣の中に挿入する作業です。

貝柱の活用方法

貝柱は、真珠を貝から取り出す際に取れる副産物的な食材で、適度な歯ごたえと程よい塩味の中に甘みを感じられる刺身のほか、バターソテーやかき揚げ、炊き込みご飯など多彩な調理が可能です。

愛媛県の取組み

愛媛県では、長年、真珠の研究を続けており、病気に強いアコヤガイや品質の高い真珠をつくり出すアコヤガイを開発しています。また、愛媛県漁業協同組合では一定の基準を満たした良質の真珠を「HIME PEARL」とし、ブランド品として販売しています。

アコヤ貝を使ったレシピ



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お問い合わせ

愛媛県農林水産部水産局漁政課企画流通係

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