クロマグロ

クロマグロについて

【和 名】 くろまぐろ/黒鮪/黒真黒
【分 類】 スズキ目 – サバ科 -マグロ属
【学 名】 Thunnus orientalis
【英 名】 Pacific bluefin tuna

北半球の熱帯・温帯海域の広く分布。全長3m、体重400~500キロ超に成長する国内で漁獲されるマグロ属の中で最大級。成魚は「本マグロ」、幼魚は「ヨコワ」とも呼ばれます。近年乱獲が進み、国際自然保護連合の絶滅危惧種に指定され、現在国際的な資源管理が進められています。

愛媛県のクロマグロ養殖について

全国トップの養殖生産地である宇和海において、2005年以降行われているクロマグロの養殖。ヨコワと呼ばれる天然クロマグロの幼魚や人工生産された稚魚を2年から3年かけて育成して出荷しています。イワシやサバ等の生魚を中心に与えて飼育していますが、身質の向上や漁場の保全等を目指し、固形飼料による養殖の取組みも進められています。

完全養殖へ

2010頃から天然クロマグロの国際的な保護管理の動きが強まる中、天然の幼魚に頼らない持続的な養殖である完全養殖※を目指し、一部でその取り組みや研究開発が進められており、人工生産された稚魚の尾数は年々増加しています。愛媛県では、2017年に完全養殖クロマグロの出荷が始まりました。

※完全養殖とは、人工ふ化させたクロマグロ稚魚を親魚まで育て、その親が産んだ卵から再び成魚まで育てる一連のサイクル。

養殖クロマグロをPR

愛南町で養殖された完全養殖クロマグロが東京のデパートでお披露目されました。当日は宇和島水産高校の「フィッシュガール」が飼育方法や養殖などを説明しながら、解体ショーが行われ、その取り組みは現在も続いています。

大型養殖いけす

大型で、高速遊泳するクロマグロを一般的な養殖いけす(一辺10~12m)では飼育することが困難なため、直径が20~50mの大型の特別ないけすで養殖されています。

マグロを使ったレシピ



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お問い合わせ

愛媛県農林水産部水産局漁政課企画流通係

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