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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月4日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017488 更新日:2022年2月7日 印刷ページ表示

日時:令和4年2月4日(金曜日)15時00分~15時41分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認されました陽性者の方は263名でございます。内訳は既存の関係で133名、新規または調査中の方が130名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。また、残念ながら昨日軽症で自宅療養中の方の症状が悪化しまして、医療機関に救急搬送されましたが、搬送先の医療機関でお亡くなりになられました。心からご冥福をお祈りさせていただきますとともに、ご遺族にお悔やみを申し上げさせていただきます。亡くなられたのは70代のご高齢の方でございます。基礎疾患やワクチン接種の状況は調査中でございます。ご遺族の方の心情も考慮しまして、これ以上のことは後日、統計的に整理して公表させていただきます。

 次に、本日医療機関に入院されている方が100名を超えることになりました。どうしても高齢者施設のクラスター等も続いていますので、入院される方も多くなってきております。これはこれまでの記者会見でも推移をお話しさせていただきました。昨日、その全体像、本県の現状分析、そして評価、そしてこういうふうなことで物事を決めていっているという基本的な考え方をお伝えさせていただきましたが、100名を超えたということで、一度詳しいデータはもう昨日、それからここ数日の記者会見でお示ししましたので、基本的なことだけをもう一度振り返ってお話しさせていただきます。

 まず、医療関係、病床の最終フェーズの問題でございます。こちらはお示してきたように各コロナ病床を構える重点医療機関からの報告で、現在のところ逼迫(ひっぱく)している状況ではないというお話が上がってきております。ただ、ご高齢の方が多くなってくると介助等が必要になってまいりますので、看護師さんの負担は増してくるということは要注意ということでございます。次に最終フェーズの316床まで上げますと、一般診療への影響がかなり出てくると。県立中央病院の場合は3割ほど一般診療を制限するということになりますから、他の医療機関でも1割、2割、3割、削減するところが増えてまいります。となると、手術の延期であるとかさまざまな問題が出てまいりますので、可能な限り状況を見ながらというふうなことを念頭に置いております。そして、昨日お示しましたとおりデルタ株・アルファ株、高齢者の入院の多かった第4波との比較で、明らかに入院率が高齢者も含めた各年代で低くなったということ。それからもう一つはこちらですね、同じように第4波との比較で各年代とも平均在院日数、入院の日数ですね、これがもう半分程度になっているということ。こういった状況を踏まえて、この段階では最終フェーズ、準備はしていただいていますけれども、一気に作る、特にこの一般診療への影響を優先して、医療現場の声もありますから、この段階ではまだすぐにというふうなことはいたしません。ただし、毎日、重点医療機関の状況を確認します。その上で、重点医療機関の方から逼迫の兆候ありというふうな声が出てきた段階で速やかに最終フェーズの316床に引き上げるというふうな構えで臨んでいきたいというふうに思います。

 次にまん延防止の件でございますが、こちらはまず、昨日申し上げました、ずっと要請しております今のまん延防止重点措置のメニューに変更がないということ。で、その中で既にできることは行っているということは昨日お話しさせていただきました。まん延防止等重点措置のメニューですね。あと残っているのは飲食店の時短要請ぐらいでございますので、これがまず変わっていないということが1点。それから2点目は適用地域の感染状況、ご案内のとおり、今、西条市がだいぶ落ち着いてきていますから、県内で非常に感染が多く出ているのが松山市と新居浜市でございます。そういった地域の状況、それから、まだ減少傾向までには至っていないんですけれども、増加傾向が緩やかというか高止まりで、下がるところまでいってないんですがそういう日もあるというような状況が出ているという愛媛県の実態。それから愛媛県の全体状況、まず先ほど医療の関係はお話しさせていただきました。さらに昨日お示ししたように、東予・中予・南予とも人流が非常に抑えられているということ。感染も今申し上げたように、下がるまでには至っていないけど踏みとどまっているということ。そして四つ目に、まん延防止が与える社会的・経済的活動への影響、リスクの低いところまでさらに制限を掛けることによるダメージ。例えば、とべ動物園など全ての感染リスク非常に低いところの閉館、あるいは児童館の閉館。あらゆる所が閉まることによって、居場所が失われていくということ。そしてあらゆる産業に、リスクが低くてもさらにブレーキが掛かっていくという、そういった影響を考えなければなりません。

 そしてもう一点、これも昨日説明させていただきましたけれども、(先月)24日(発表)、31日受け付けですけれども開始されました事業復活支援金、国の制度が始まったという点。さらにはそこに引っかからないところは「えひめ版応援金」でカバーする。こちらももう3千件ぐらい申し込みいただいております。そういったことの活用ができるようになったということ。これら全ての要因を咀嚼(そしゃく)して、この段階でまん延防止等重点措置の申請はしないということにいたします。ただし、このまん延防止重点措置、(国において)議論はされていると聞いておりますので、愛媛県の感染防止に効果的なメニューがもし出てきた場合は検討するということといたします。

 次に昨日の陽性確認でございます。前日から70名以上は減少しておりますが、この中には松山市で40名近く減少した影響が大きいんですけれども、1日の変化だけ、繰り返し申し上げてまいりましたが、オミクロン株の場合は1カ所でクラスターが発生しますと一気に感染者数が増えますので、1日の変化だけで傾向を判断することはできないということでございます。そしてもう一つは、懸念しているのが西条市は落ち着いてきているんですが、少し遅れて、西条市の場合は最初にドーンと上がって落ち着いてきた。で、最初に落ち着いていた新居浜市が今上昇カーブを描いておりまして、昨日も50名以上の陽性確認がございます。感染が減少に向かう兆しが新居浜市の場合、見えていない状況でございます。そういった中身の分析となります。で、本当にこのオミクロン株はこうした地域や特性のデータ分析をしっかり行って、一日一日の変化の要因をくみ取って、対応策をその都度やっていくということが最大の効果につながってくると思いますので、しっかりと対応してまいります。

 今日説明する内容は3点。検査結果、そして1週間のクラスターの状況。二つ目に松山市および西条保健所、こちらの感染状況の分析。そして三つ目にワクチンの3回目接種の状況についてでございます。

 まず昨日の検査結果でございますが、やはり20代が52名と最多。うち37名が松山市でございます。ほぼ全ての世代で2桁の陽性確認となっておりまして、引き続き幅広い世代で感染が見られます。男性が131名、女性は132名でございました。

 居住地は、昨日よりは随分減少しているんですがやはり松山市が136名と全体の半数以上を占めています。そして、今申し上げた新居浜市が人口比で言いますとかなり多くて52名。そして落ち着いてきた西条市は12名となっております。特に新居浜市の陽性確認数、この10日間程度、平日では30名前半から50名後半で推移しています。また、最近感染の増加が見られます中予保健所管内も21名。伊予市5名、東温市4名、久万高原町1名、松前町5名、砥部町6名と確認されています。松山市と生活圏が一体のところがありますので、中予保健所圏域の住民の皆さんは一層の感染予防をお願いいたします。

 職業は会社員が70名と最多。未就学児が23名。そして児童・生徒が38名。この影響もありまして、本日は6校が臨時休業しています。内訳は東予3校、中予2校、南予1校でございます。で、医療8名、福祉19名で、クラスターの関係で計27名と増えております。感染経路でありますが、家庭内が108名で最多。で、医療・福祉が15名となっています。

 100名超えた入院数、医療機関に入院されている方は、退院された方もいらっしゃるんですが、昨日は入院された方も多く、プラス8名で102名となっています。重症は1名ご回復されたのが昨日でありましたが、今日お一人が重症病床の方に移られて2名となっています。宿泊療養施設の方は3名減少して69名でございます。自宅療養等は一部入院調整中の方も含めて55名増えて2,535名。一方で退院等となった方も202名いらっしゃいまして、無事にご回復。高齢者の方も含めて多くの方は順調に回復をされている傾向も変わっておりません。

 次にクラスターの関係であります。1月27日から2月2日まで、この期間に県内で確認されたクラスターは16件。ここに新規、この赤いところですね、新規と表示させていただいております。中でも松山市保健所が16件中11件、大半を占めております。そして施設でありますが、高齢者施設がそのうちの9件、大半です。そして医療機関が3件。そして職場内が3件などでございます。既存クラスターを含めますと、特に松山市およびやはり西条保健所管内で多数の陽性者が確認されておりまして、最も深刻な状況はこの保健所管内でございます。特に重症化リスクが懸念される高齢者施設や医療機関においては、保健所がすぐ入りまして、指導の下で施設内の感染拡大防止策を速やかに講じるとともに、県のクラスター対策班によるゾーニングも併せて入りまして現地指導、そして職員の応援体制のために「E-WEL(イーウェル)ネット」等による支援も用意し、万全なフォローを行ってまいります。また、松山市では職場内クラスターも複数確認されています。事業所、共通しているのはやはり基本的な感染回避行動(が徹底できていないこと)と特に職場の換気の悪さが目立っております。感染対策の一層の徹底、もう一度再確認を職場の事業者の皆さんお願いいたします。

 そして学校・児童施設の陽性確認状況でございますが、先週からクラスター認定の有無にかかわらず、一つの学校で10名以上の陽性者が確認された学校等の数を東予・中予・南予の地域別に公表しております。それぞれの地域、関係者の皆さんには全員に連絡がいっておりますので、その点をお含み置きいただきたいと思います。東予では中学校で1件、中予では児童施設1件、小学校1件、大学・専門学校等2件、合計4件でございます。南予はございません。

 次に、感染が懸念されている松山市および西条保健所管内の感染状況を分析しております。呼び掛けや対応策を打つためにはこの分析が重要でございます。県内の感染の大半、7割から8割占めておりますので。まず陽性者の、こちらは年代別の分析でございます。このグラフは県全体の陽性者の推移、これは県全体でございます。1月13日から1週間単位で分析したものでございます。ご覧のように1週目はやはりこの20代・30代、若い世代が感染の中心となっていました。2週目はこれがそんなにここも落ちてはいないんですが、10代、それから10歳未満、10代以下の子ども世代で大きくなっているのがお分かりいただけると思います。そして、そんなに変わっていなかったこちら、3週目から急激に多くなったのはこの60代以上の高齢者の世代。広がり方というのが、傾向というのが読み取れます。

 次に、松山市だけを抜き出してみますと、松山市はおおむね県全体と同様の傾向でありますが、幅広い世代でご覧のように感染が広がってきております。特に40代以上、こちらが多くなっているのがお分かりいただけると思います。今最近ですね。こちらが急激に大きくなっているというのがお分かりいただけると思います。特に、この1週前はこれぐらいだったのが、これだけ高齢者世代が多くなってきているという傾向が読み取れます。一方で、20代の方は大学等も呼び掛けを行っていただいておりますが、少し減少はしております。ただし、10歳刻みの年代でいえば、まだここが一番大きなカテゴリーになっております。感染がこの世代で収まっている状況ではないということでございます。

 こちらは新居浜市。また違ったグラフ関係になるんですが、2週目、3週目と、各年代で広がっていることによってグラフ全体が大きくなっているというのが新居浜市の傾向でございます。特に、それでも分析していきますとやはりここですね、子ども世代の増加が顕著でありまして、特に3週目、こちらがですね、10代がドーンと増えているというのが見て取れます。小学校等々の感染者が複数出た事例がございましたので、ここが非常に大きくなっています。また20代・40代・50代の社会人世代の増加も新居浜の場合は大きくなっているということがお分かりいただけます。さらには60代以上も合わせて、これだけだったのが大きくなり、さらに大きくなると。各年代でそれぞれ増加している傾向が新居浜市には出ておりますので、いろいろな場面、階層で感染が広がっている状況にあるということでございます。

 次に西条市でございます。1週目は先ほどと全くグラフの図が違います。最初に多くなって上がって下がり始めた。新居浜市の場合は、最初は小さく徐々に上がっているというふうなグラフの棒の違いがお分かりいただけると思います。西条市、1週目は松山市と同様、20代・30代が感染の大きな中心となっていました。2週目では10代以下の子ども世代や、そして60代のこちらの高齢者の層に拡大。そして3週目では全体では減り始めて、これはもう市民の皆さんのご協力でございます。陽性確認のペースは鈍化してきていますが、ただし、ここで気を緩めるとオミクロン株は感染力が強いですから、また元の木阿弥という可能性は十分ありますので、ぜひ松山市・新居浜市・西条市の3市の皆さんは引き続き気を引き締めて、感染回避行動の徹底をお願いいたします。

 そして、特に小学校等々中学校も含めて、対応策として県教委の方で保健所と連携しながら、高齢者施設と同じように、どういう場面で感染の可能性が高いかというのがデータとして出てきていますので、それをまとめて、既に県教委の方から各市町教委の方に送付済みでございます。それぞれまた市町単位で感染の注意喚起、特にやっぱり具体例というものを前提にした注意喚起というのはこれまでも見ても極めて有効でございますので、一斉に始まっていることもお伝えさせていただきたいと思います。

 最後にワクチンの3回目接種の状況でございます。まずこちらはですね、今回クラスターが頻発し重症化が懸念されている高齢者入所施設への接種状況でございます。向かって左側の表が1月末時点の県内市町ごとの接種割合でございます。100%終わっているところ、日にちによって変わってきますので1月31日時点でございます。町単位ではかなり高めに出ております。中には完了しているところもありますし、市の中でも今治市や四国中央市は既に50%を超えているという状況でございます。あとこちらあたり、やっぱり市はなかなか人口も多いので、10%台から20%台という状況でございます。

 それから向かって右の表は、これはあくまでも聞き取りでございます、接種見込み、2月前半の接種見込み、これ14日まで、2月前半でどの程度までいけそうかというのを各市町に聞き取っています。で、接種完了予定日も併せて聞き取っております。こちらは施設数の多い松山市以外の19の市町では、今月14日までに全て50%を完了する見込みであるという報告でありましたが、施設数が多いので松山市45%ぐらいだという報告でございます。ただ早いところはもう終わっていますけども、全ての市町が2月末までに接種は終えるという報告も入っております。特に連日多くの感染者が発生し、厳しい状況が続いている松山市、新居浜市、西条市には医師会の先生方のご協力も含めていろいろとやり繰りしていると思いますが、早期に完了していただくために、県の方にも遠慮なく(お知らせいただければ)調整いたしますので、医療従事者の派遣等も呼び掛けておりますので、一日でも早く完了するように、大変な状況ではございますがよろしくお願い申し上げたいと思います。

 次に、県内全ての市町で始まりました一般高齢者への接種でございます。まず、こちらは予約枠に対して空きが生じているかどうか、そして空きが生じた場合にどうするのか、これを各市町から聞き取っております。現時点では六つの市町が予約枠に多くの空きは生じない見込みであるというふうなお答えをいただいています。地域によってもちろん差はありますが、おおむね出足は順調ではないかと受け止めております。また、その他の市町でも予約状況を見極めて、空きが生じた場合は速やかに、前もそうだったんですがエッセンシャルワーカー等への前倒し接種でそこを活用するとか、これを行うところ、11市町がもうその準備をしているということでございました。接種時期の早い一般対象者に枠を順次解放するのが3市町でございます。それぞれの地域ごとに事情が違いますので、こういうかたちで今進んでいるということでございます。

 交互接種の問題、不安を感じていることもあると聞いておりますが、専門家によって、前もお話ししたとおり交互接種の方が抗体力、防御力が強めに出るというデータがあるということ。で、仮に副反応ということでお悩みの方がいらっしゃるかもしれませんが、本当に若干という、とてつもなくということではないと。というふうなことがある場合もあるというふうなことが専門家の先生方からも言われてますので、ワクチンの供給量は限られております、予約に空きが生じると順番も遅くなってしまいます。そういった場合は、エッセンシャルワーカーやその他の年代の方の接種に充ててまいります。感染力の高いオミクロン株に対しても、ワクチンの発症や重症化を予防する効果は認められております。ワクチンの種類を問わず、接種券が届いた方は速やかにそれぞれの市町で予約していただきまして、ぜひ受けていただけたらというふうに思います。今後、接種が本格化してまいります。来週からは各市町ごとの進捗状況については、定期的にお知らせをさせていただきます。

 最後に、昨日西条保健所については近日中に業務を重点化する可能性が高いことをお伝えしておりましたが、昨日の検査でもやはり傾向は変わりませんでした。西条保健所管内では非常に高い水準の陽性確認が続いております。業務負荷のさらなる増加が見込まれるため、松山市保健所は今日から開始ですが、西条保健所も明日5日から業務の重点化に踏み切ることといたします。西条保健所においては、これまで新居浜市および西条市から多くの保健師さんの応援派遣もいただきました。また、東予地方局内の県庁職員、事務職を大勢投入しております。また自宅療養者のフォローアップにかかる地元医師会、そして薬剤師会のご協力もいただいてまいりました。できる限りの体制強化、負担軽減は図ってまいりましたが、自宅療養者も急増して、特に重症化リスクが心配な高齢者等にはこれまで以上に細心の注意ときめ細かい対応が求められ、やむなく重点化を行わざるを得ないということでございます。重点化の内容および学校、事業者の皆さんにご協力をお願いする対応については、既に関係団体に通知しております。濃厚接触者の調査等のマニュアル等も含めて、そしてこれは県のホームページにも掲載させていただきます。療養者を迅速に医療につなげることを最優先にするための措置でございます。新居浜市、西条市の皆さん、学校、事業者の皆さんのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すみません、愛媛朝日テレビです。あらためてになるかもしれないんですが、医療機関の入院患者数が100人を超えました。知事の話では、まん延防止措置を現段階では要請する段階ではないということだったんですけど、今後もし要請するとしたらどのような段階で要請されますか。

 

(知事)

 やはり何と言ってもですね、メニュー変更です。今の例えば学校現場、高齢者施設、例えばまん延防止措置だったら、小学校対応にこんなことがあるよとか、そういうメニューが追加されるとか、そういうことは非常に大きな感染抑止につながってくると思いますので、速やかに検討したいと思いますけど、こればっかりはちょっと分かりません。国がメニュー内容というのは決めていくことになっていますので、議論はされているというふうなことは聞いています。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、ワクチン3回目接種について、一般の高齢者については2月末で37万人が完了するという当初の見込みだったかと思いますが、そのあたりに今の段階で変更はございますか。

 

(知事)

 今の段階はその方向で進んでるんですけども、ただ今申し上げたように、地域によっては交互接種への不安感とかそういうことも背景にあるかもしれませんが、若干空きが出てきているというふうなこともある。で、そこは、空いた場合は無駄にできませんから、エッセンシャルワーカー等々に前倒しで接種を行っていくところも出てきていますので、ただそう考えると人数は減るかもしれません。ただし希望される方については、全員2月いっぱいで一般の高齢者の皆さんの接種は完了するということだけは変わらないと思っています。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞です。過去にもあったと思うんですが、自宅療養者の方がお亡くなりなられたということで、自宅療養者の健康管理体制についてはあらためて問題ないかとかですね、状況としてはいかがでしょうか。

 

(知事)

 これは急変の場合は本当に速やかにということで救急車ということになりますので、そのあたりはできているとは思いますけども、何せこのこればっかりは分からないところもありますので、細心の注意、それぞれの役割を皆さん担っていただいていますので、引き続き緊張感を持って当たっていきたいというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 あともう一点。話は変わるんですけど、2歳以上の保育園児のマスク着用についてなんですけども、昨日全国知事会の方が保育園児のマスク着用を国に要請してですね、今日の厚労大臣の会見の方で、2歳以上の保育園児のマスク着用についてですね、前向きに進めるという回答があったようでした。この2歳以上の保育園児のマスク着用の推奨についてですね、知事としてはどのように考えていますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、これは当然、今までも要請はしてきているんですよ。できればマスク着用、基本的な感染回避行動をということで、もう既に要請はしてきているんですが、保育現場というのはそれがしっかりと子どもさんがいる間できるかというとなかなか難しいというのが現実であるというふうなことを踏まえて、愛媛県の場合はこういうケースでというふうなことをしっかりと見極めて注意喚起していくということが、併せてやるという重要性があると思います。国全体でそういう方向を打ち出していただくというのは大いに構わないんですけども、ただそれで現場ができるかということになるとやっぱり別問題だと思いますので、併せて、こういうふうなことでということを呼び掛けていくということが大事ではないかなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 知事ご自身としては、2歳以上の保育園児、できるならマスクは着けた方がいいんじゃないかという。

 

(知事)

 そうですね、はい。

 

(愛媛新聞)

 すみません、愛媛新聞です。亡くなられた方に関連してなんですが、基礎疾患があったかどうかは分からないということで。

 

(知事)

 前も同じようなことがありました。

 

(愛媛新聞)

 自宅療養をされていたということですが、自宅療養の判断される場合に基礎疾患があるかどうかなどを元に判断されると伺っていたんですが、そこを把握されてないというのはどういったことなんでしょうか。

 

(知事)

 軽い場合と重い場合とか、いろいろと先生方が判断されますので、一概には言えません。

 

(愛媛新聞)

 それは、一概には言えないとは、県として基礎疾患があったかどうかを把握してないというのはなぜなのかということなんですが。

 

(知事)

 これは専門家の先生に個々に人数が多いですから、全ていちいち一つ一つがですね、情報を一人一人の細かい情報というのは把握できておりません。

 

(八矢副知事)

 保健所の方では把握しておりますが、今日の会見までの情報伝達が間に合っていないと。

 

(愛媛新聞)

 県に対しての伝達がまだ今の時点で間に合っていないということ。把握はされていたということですかね。

 

(知事)

 すみません、ちょっと僕の立場でのお話なんで、その点のちょっと舌足らずだった点があったかもしれないのでお許しください。

 

(愛媛新聞)

 別で、高齢者施設のクラスターがかなり増えていると思うんですけれども、高齢者施設の関係では、施設内で療養される方もたくさんいらっしゃると思うんですけれども、その方々の健康観察の体制というのはどうなっているのでしょうか。

 

(知事)

 これはきちんとできています。コロナ(のクラスター対策)班が入って、ゾーニング等々の指導を行いますので、全てここでどういうことに気を付けなければいけないのかという指導も行っていますので、そこはきっちりとできています。

 

(愛媛新聞)

 日々の健康観察を担われるのはどの方々が担われるんでしょうか。

 

(知事)

 これはちょっと現場の方から答えます。後で。ごめんなさいね、そこまでの現場の詳しいところまで私が全部把握できているかというと、申し訳ないですけどそこまでの情報を自分自身、県の組織としてはあっても、自分自身が把握できていない点があるということはお許しいただきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 E-WELネットも使ってということでしたが、こういうふうに施設の関係者の方がどんどん感染されていると、手助けに回れる施設の方というのも少なくなってくるかと思うんですけども、運用状況の懸念みたいなものっていうものはないんでしょうか。

 

(知事)

 今のところですね、意外と高齢者施設の場合はグループで複数の拠点を持っているところがかなりあって、今のところ大半はそのグループの中で、まず(県の方から)「どうですか」ということをお聞きして、そのグループの中で「大丈夫です」という場合はお任せします。次の段階は市町単位。市町の単位で施設のやりくり、連絡体制はまた市町版「E-WELネット」みたいな体制を作っていますのでそこでやっていく。それでも足らなくなった時は全県の応援体制の中で、県の「E-WELネット」で応援していくと。こういうふうな仕組みでフォロー体制を作っています。今のところ、県の「E-WELネット」に要請があったのは1カ所で、ここはもう派遣しております。

 

(愛媛新聞)

 1カ所というのはこの第6波でということでいいですか。

 

(知事)

 第6波です、はい。

 

(読売新聞)

 すみません、読売新聞です。クラスターの1週間分の発表の中で、やはり高齢者施設が目立つなというのと医療機関が多いなというのを感じたんですけれども、一方で、先ほど高齢者施設でのワクチン接種の方がもう2月末に完了します。順調に進んでいるということで、これをどう見たら。いろんな状況があると思うんですけど、まだ3回目打った直後だったから効いてなかったからこう広がっているのか、もしくはまだ間に合っていないのか、それともオミクロン株が強すぎて、3回目打っていてもなかなか効果が(出ないのか)、いろんな状況があると思うんですけど、どう見れば。

 

(知事)

 それは分からないですね。ただワクチンの国からの供給に合わせて、そして実際に打つ市町の方で、それぞれの医師会、郡医師会、市医師会の先生の会議、連絡調整会議というのが行われて、それで個別接種がいいのか集団接種がいいのかというのを判断しつつ行っています。で、実は大規模集団接種会場というのを大都市なんかではやるんですけども、(本県でも)「それをやったら」という声もあるんですが、実は大規模接種会場をやりますとそこに医療資源がどんどん吸い取られていくかたちになります。すると各市町単位で全ての人繰りをやり変えないといけない、スケジュールがこっちが遅れていくという現象が起こってきます。で、愛媛県の場合は各市町の連携体制が市町ごとにしっかりできているので、総合的に判断して今の市町の状況別に個別接種・集団接種を組み合わせていくというふうなことをやっています。で、その体制ができていますから、ワクチンがスケジュールどおり供給していただけたら今月末に打てる体制だけはもうできています。たださっき申し上げたように、これは高齢者施設も同じです。一般の高齢者施設も同じ。ただワクチンの供給によって左右される面は否定できません。それと交互接種に対する不安で様子を見るという方が出てきた場合は、これも強制ではありませんから、そこは理論どおりにいくことがないケースも出てくるかもしれません。ただいずれにしても、3回目接種というのは、施設においても一般高齢者においても希望される方については2月いっぱいで全件完了できる体制はできているというふうに思っていただいたらと思います。今お話があったように、3回目接種が終えたとしても、翌日から効果があるかといったらこれはまたそうではないと。何日かの日数、これはちょっと専門家の方に聞いていただけたらと思うんですけども、何日かの日数があって初めて効果が出てくるというところはあると思います。

 

(読売新聞)

 では、この高齢者施設でのクラスターが先週1週間は多かったということなんですけど、今後この打った人たちが効いてくれば、より来週、再来週はクラスターも減ってくるんじゃないかと。

 

(知事)

 これはもうそこに期待するしかないですね、はい。そういう効果があるというふうなことで全国的に進められていますので、その効果がしっかり出てくることを大いに期待したいと思っています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。まん延防止等重点措置についてお伺いします。現時点でメニューには変更がないということなんですけども、変更については知事の方でも要望もされていたかと思うんですが、現時点で変更がないということをどのように分析されていらっしゃいますでしょうか。

 

(知事)

 非常に苦慮されているんだと思います。いろんな意見が出されて議論されているんではないかなと思いますが、その最大公約数を絞り込むということがまだこの時点でできていないんだろうなと。これは推測ですよ。詳しいことは正直言って分かりません、はい。

 

(南海放送)

 すみません、南海放送です。ちょっと認識不足だったら申し訳ないんですが、高齢者の予約枠に空きが生じた場合の対応で、多くの空き枠は生じないと考えているというところで六つの市町が挙げられていると思うんですが、それ以外の市町は特に予約が順調に進んでいないとかいうわけではなくということで。

 

(知事)

 ないですね。進んでないということであれば、県の方から呼び掛けてほしいという声に、この前、宇和島は大丈夫ですということでした。新居浜市と松山市が予約が空いているということだったので、私の方からも呼び掛けさせていただきましたが、でも今日になると松山市は大丈夫だということだったので、これもまた日々日々変化しているんだろうなというふうに思います。それぞれの市町の予約状況については、われわれ聞き取っているということでありますから、それ以上の詳しいことについては個別にお聞きいただけたらというふうに思います。

 

(南海放送(幹事社))

 その他、各社さんいかがでしょうか。それではこれで終わります。ありがとうございました。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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