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森林整備の推進を求める意見書

ページID:0013546 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

第348回(平成28年9月)定例会

提出議案【議員提出の部】

森林整備の推進を求める意見書

 森林は、国土の保全、水源のかん養、木材等の生産等の公益的機能の発揮によって、国民生活及び国民経済に大きな貢献をしている。

 また、現在の我が国の森林は、これまでの先人の努力等により戦後造成された人工林を中心に本格的な利用期を迎えており、国内の豊富な森林資源を循環利活用することが重要な課題となっている。

 近年、国産材供給量が増加傾向にあるものの、長期にわたる材価の低迷により林業産出額や林業所得の減少、森林所有者の経営意欲の低下、国産材の生産・流通構造の改革の遅れなど、森林林業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いているため、森林資源が十分に利用されず、また、間伐や再造林等について適切な森林整備が行われていない箇所も見られるなど、森林の有する公益的機能の低下が懸念されている。

 こうした中、木材の生産機能はもとより、森林の持つ公益的機能を持続的に発揮させるためには間伐や伐採後の再造林が必要であり、森林整備を推進するための予算を十分かつ安定的に確保することが重要である。

 よって、国においては、次の事項について措置するよう強く要望する。

 

  1. 森林整備等を推進するため、新たな財源を確保した上で、地方の裁量による主体的かつ弾力的な取組が可能となるような基金制度を創設するなど、川上から川下に至る総合的な取組を支援すること。
  2. 森林所有者や林業事業体などが実施する間伐や再造林などの森林環境保全直接支援事業について、標準単価制度による定額助成を拡充するなど、森林経営計画に基づいた計画的な施業への支援を強化すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年10月6日
 愛媛県議会
提出先
 衆議院議長
 参議院議長
 内閣総理大臣
 財務大臣
 農林水産大臣
 内閣官房長官

 

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