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令和3年9月議会後の正副議長定例記者会見(令和3年10月6日中畑議長・兵頭副議長)

ページID:0012680 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

令和3年9月議会後の正副議長定例記者会見(令和3年10月6日 中畑議長・兵頭副議長)

令和3年9月議会終了後(令和3年10月6日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う中畑議長
031006中畑議長

記者会見を行う兵頭副議長
031006兵頭副議長

(テレビ愛媛:幹事社)

では、正副議長会見を始めます。
まず幹事社の方から代表質問をさせていただきます。伊方原発3号機の再稼働について、本議会での議論を振り返ってどう思われていらっしゃるのか、まず議長からお願いします。

 

(議長)

 伊方原発3号機について、昨年の1月に連続トラブルがあって、さらに引き続いて今年7月に宿泊中の無断外出があった。県議会としても大変遺憾であると考えている。これに対する県の姿勢や考え方、運転再開についてどう判断していくのか、そのようなことを今議会において活発な議論が展開されたと、そういう認識はしています。また、知事から、こういう度重なる不祥事は大変遺憾だという発言があったので、県議会としても、早速四電に対して、決められている保安規定の遵守をまずしっかりしなさい、それから再発防止に向けてしっかり取り組みなさい、それらを強く要請をしてまいりました。知事は、運転再開についてもそうですが、四電のスケジュールありきで進んでいくのではなくて、しっかりと安全に対する姿勢を示して、県民の信頼回復に向けた努力をしっかりとやっていく、そういう取組みを県としてもしっかりと確認させてもらったうえで、県議会や伊方町の動向等を見ながらしっかりと判断していくと答えていました。我々県議会としても、当然のごとく運転再開については、まずはなんとしても安全性の確保が最優先でありますので、四電には、知事が要請したことをしっかりと守り、そして安全性の向上に努め、さらに県民の理解を得られるように最大限の努力をしてほしいというのが県議会としての思いであります。

 

(テレビ愛媛)

 では、副議長お願いします。

 

(副議長)

 今ほど議長も述べられたように、今年7月に保安規定違反として社員の無断外出がありましたが、県議会としては極めて重く受け止めてですね、しっかり今議会で議論がなされたと思っております。やはり今後どうするのか、安全性の確保が最優先と議長も言われましたが、そういったことを念頭においてですね、動向を注視しながら県議会としてのやるべきことをしっかりとやっていきたいと思っております。

 

(テレビ愛媛)

 ありがとうございました。
 県の方でも委員会がこれから開かれると思いますが、それを踏まえた上で引き続き議会としても、議論を見守りたいというところでしょうか。

 

(議長)

 そうです。活発な議論が交わされるのを見守っていきたい。

 

(テレビ愛媛)

 議会の中では、一部の議員から原発に反対の声もあると思いますが、そのあたりについてはどのようにお考えですか。

 

(議長)

 それぞれの会派によって、考え方が少しずつ違っているだろうと思うので、そういうものをいろいろと大所高所に立って、皆さん方で議論を交わして、そして最終的には皆さん方で結論を導いていただきたい。ただ、安定した電力を確実に確保できて、経済に影響を与えないのであれば、原発なしでも構わないと思うが、まだ原発に代わる安定した電源というものがない以上は、安全性に気を付けながら、原発に向き合っていくしかないのが現実なのだろうと、私個人的には思っている。

 

(テレビ愛媛)

 今議会で再稼働についての議論が終わったとか、結論が出たというようなことではないという認識でよろしいでしょうか。

 

(議長)

 はい、四電としては、これからまだまだ今まで以上に県民の理解を得るための努力、それから安全に対してできることをもっとやっていく必要がある。毎回言わせてもらうが、四電はこのようなことが起きないようにやっていくと言いながら、結局昨年の1月に起こり、そして本年の7月にもあった。議論する中にあったが、1台の火災感知器に不備があって、調べてみるとそれが140か所もあった。それらは後でちゃんと処理はできていたし、また、そのことも愛媛版の報告対象指標ではないものであった。でも不備があったことは事実。安全に対してやりすぎということはないので、考えつくことは全てやってもらって、県民の理解をちゃんといただく必要がある。そのように努めてもらいたいという気持ちは強くあります。

 

(テレビ愛媛)

 副議長としても、議会で議論が出尽くしたとは考えておられないということか。

 

(副議長)

 そうですね。原発については、先ほど議長も言われたとおり、いろんな考え方がありますけれども、安全対策が一番だと思っております。再稼働はやはりしっかりとその都度、議論して、その議論が大きな判断に導かれていくものだと県議会としては思っております。

 

(愛媛新聞社)

 この前の議会運営委員会で政務活動費の収支報告書をネット公開する方向性が決まったと思います。他県ではもう一歩踏み込んで領収書の公開までするところもあると思いますが、領収書の公開についてのお考えはいかがでしょうか。

 

(議長)

 これは今後も議論を進めていかなければならないと思っている。というのは、以前からマニュアルを作成して、それに沿って各議員は適正に処理してきたけれども、いろいろと住民監査請求などがありましたよね。だから再度、改革すべきことはないのか、直すべきことはないのかということで、政務活動費事務処理マニュアル改正検討プロジェクトチームや議会改革検討協議会において、現在検討していただいている段階です。こう直した方がいいよというものがあり、それが決まれば、我々としてはすぐに対応していきたいと思う。以前マニュアルを作るときもそうでしたが、領収書についても、他県によっては1円までとか、もうちょっと上まででいいですとかいろいろあって、愛媛県内の活動状況を踏まえた中で決めてきた。それに沿ってやってきたけれども、それがいけないと言われて、今このような状況になっている。他県議会の動向も見させてもらいながら、どういうことを改革していけばもっとよりよいものになっていくのか、それもこれからの論議を踏まえ、可能なものは今年度中にやるという方針であると伺ってはいるので、決まったことはどんどんやっていきたいと考えている。

 

(テレビ愛媛)

 その他何かございますでしょうか。

 

(議長)

 これは別件であるが、本日議場で知事も触れられたように、真鍋氏がノーベル賞を受賞されました。日本では2年ぶり28人目、ノーベル物理学賞になると6年ぶり12人目、愛媛県関係者では7年ぶり4人目、すごい人がまた愛媛で出たなって思っている。議長としても大変誇らしいし、県民としても誇らしいし、嬉しい。テレビでお見掛けしても90歳にしては大変お元気です。もうますますお元気で、二酸化炭素の排出量が温暖化の原因になっていくのではないかという素晴らしい研究をされているので、もっともっと貢献をしていただいたらいいなと思うのと、見た限り大変温厚そうな方だなと感じる。すごい人が新宮から出たんだなと私も思うし、また、こういう研究が続けられたのは、妻のサポートのおかげであり、妻のサポートがなかったら何もできなかったと真顔で平然と言われるのもすごいなと思う。私も今あるのは妻のおかげだと胸張ってどこかで言ってやりたいと思っているのだけどね。すごい人が出てきて、そういう人達が日本でしっかりと研究できて、研究するための予算措置も国がしっかりと見てあげて、海外のアメリカなんかで研究せず、日本で研究できるようなシステムを国がもっと考えてあげたらいいのになと思う。いろんな人が日本では中々研究費用が少ないので外国に行ってしまう。これはもったいない。頭脳の流失だから。是非日本で、未来への投資としての研究に係る環境整備が、今度の内閣の中でできていけばいいなと思う。

 

(テレビ愛媛)

 この件につきまして副議長もございますか。

 

(副議長)

 議長も言われましたとおり、愛媛県としてですね、真鍋氏の受賞は本当に大きな誉でありました。愛媛県の人としてまた愛媛県全体として祝福を申し上げたいと思います。今後の地球温暖化というものは大きな課題でありますし、またこの真鍋先生の成果が将来に活かされることを、心から祈りたいと思いますし、日本のために世界のためにそうあるべきだというふうに思っています。今後のますますの真鍋先生の活躍にご期待を申し上げてコメントに代えさせていただきます。

 

(テレビ愛媛)

 ありがとうございました。ではこれで終わります。


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