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令和元年5月臨時会後の正副議長就任記者会見(令和元年5月15日西田議長・梶谷副議長)

ページID:0012670 更新日:2019年5月16日 印刷ページ表示

議長記者会見

令和元年5月臨時会後の正副議長就任記者会見(令和元年5月15日 西田議長・梶谷副議長)

令和元年5月臨時会終了後(令和元年5月15日)の正副議長就任記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う西田議長
R010515西田議長

記者会見を行う梶谷副議長
R010513梶谷副議長

(南海放送:幹事社)

 定刻になりましたので、正副議長記者会見を始めさせていただきます。なお、議長は次の用務がありますので、記者会見は14時20分までとさせていただきます。あらかじめご了承ください。
 まず、議長からお願いします。

 

(議長)

 このたび、107代の議長に就任させていただきました西田洋一と申します。皆さんのご支持のもとでご指名をしていただいた訳でございますけれども、議会の中での議長という役職は、大変重いものであると思っております。そういった意味で、梶谷副議長ともども、先輩議長、副議長達が努力されてきた議会運営を学んで、我々も一生懸命、議会運営に努めて参りたいと思うのでございます。
 マスコミの方々、今後ともご指導のほど、よろしくお願い申しあげます。

 

(南海放送)

 続きまして副議長からごあいさつをお願いします。

 

(副議長)

 このたび、副議長に就任をさせていただきました梶谷大治でございます。議場におきましても、御挨拶をさせていただきましたが、本当に副議長という立場は、非常に重いものと理解しております。西田洋一議長の信任をいただきながら、力強くお支えするのが、副議長の務めの一つではないかと考えております。そういうことでマスコミの皆様方にも、今後何かとご協力、お願いをすることが多くあろうかと思いますが、よろしくお願いをいたしたいと思います。

 

(南海放送)

 ありがとうございました。
 番町クラブから代表質問を用意しておりまして、一問。自民党会派が分裂状態にある中で行われた正副議長選挙の結果を踏まえての所感と今任期における抱負について聞かせてください。まず、議長からお願いします。

 

(議長)

 そうですね、会派分裂のなかで行われた議長選挙と言いましても、我々が自民党会派を出てから3年が経ったわけですね。我々の思いというものは、県議会議員として県民から負託を得た議員活動をしっかりと取り組まなければならない中で、理事者とともに、中村県政を推進していく。そういう思いで、新たな会派を作った経緯がございます。その中で、会派というものが、議会の中の一つの形ということでして、その会派の役目として、議員活動、議会活動に会派色を出しながら取り組んでいくという思いで3年続けたものであります。そういう流れの中に、議会人事の中においても我々の思いというものを出しながら、また、47名の議員の皆さん方の中で、その思いに理解を示していただける仲間を集めながら、議会人事、議会活動をやっていく。そういう一連の流れで、今回「おまえが立候補してやれ」と言われ、今日の結果のように議長に就任させていただいたということでございますので、最初の基本は、県議会議員として、愛媛県議会のあるべき姿をしっかりと見つめながら、議長としても取り組まなければいけない。しかし、議長は、全体を取り仕切る要でございますので、議場での就任の御挨拶を申し上げたとおり、まず議会の中で、県民の声として、様々な意見が活発に出てくることが大事であると思っております。そういう中で議論を尽くして、愛媛県政がどうあるべきかという方向付けを議会として示していかないといけない。やはり、理事者サイドから出てくる議案が随分ありますが、それらが県民に応えられる政策になっているのか、あるいは方向性が間違っていないのかという役目をしっかり果たしていくことが大事だと思っております。
 いずれにしましても、よく言われるように、二元代表制の両輪でございますから、一方の車の回りともう片方の車の回りが反対方向であったり、速度が違ったりしては県の発展はない訳でございます。基本は両輪でしっかりと取り組んでいくという形を取っていくべきだと思っています。

 

(南海放送)

 続いて副議長お願いします。

 

(副議長)

 県議会には7つの会派があると理解しているわけですが、会派の中では我々、維新の会は第三会派ということになるのではないかと思っているのですが、第一会派である自民党からは議長選挙、副議長選挙に立候補したものの落選したという中で、第三会派の立場の梶谷が今回、副議長になったことについて、どのように考えているかというご質問ではないかと考えているのですが、私としましては、会派がどこであれ、やはり県議会議員という立場というと、どの会派に属していようが県議会議員の役割というのは同じではないのかなと思っております。やはり可能な限り、地域の皆さん方の声をいかにして県に届けるか、それが県議会議員の大きな役割の一つではないかと思っております。
 今回、副議長になったということでございますので、とにかく、西田洋一議長は、私が県議会議員に初当選した時、同じように西田洋一議長も初当選されたという間柄でございますし、非常に昔から西田洋一議長のことは存じ上げております。そういう意味で本当に人格識見ともに立派な方でもございますので、西田洋一議長のお支えや、御指導をいただきながら、副議長として、補佐役として立派に副議長の職責を果たして参りたいと思っております。だから、第三会派とかあるいは第一会派、第二会派ということは、私はあまり考えておりません。とにかく県議会議員という立場は、会派は別にして一つだと考えております。そういう意味で、今後、議会内におきまして、様々な意見を集約して、本当に活発な、活性化した議会の運営に努めて参りたいと考えております。

 

(南海放送)

 ただ今の質問に関して質問のある社、お願いします。
 ないようですので、それでは、代表質問以外の質問のある社、お願いします。

 

(愛媛新聞)

 議長、副議長に就任されて、今後県民に開かれた議会の実現に向けて、議会改革を含めたどういった取り組みをされていきたいか、どういう議会を目指しているか、改めて教えていただけますか。

 

(議長)

 はい。当然、議会としても、私も、県議会議員になって12年になりますけれども、長く議会改革をテーマに掲げて、様々なことに取り組んできたと自負をいたしております。ただ、それが改革という意味で十分かと言えばそうではないわけですね。
 これからも、県議会議員それぞれが、努力をしていく中で、その先頭に立つのが、議長、副議長であると認識しておりまして、県民にとって開かれた議会というのは、昔の感覚では「議会は何をしているのか」という思いの県民の方が、「ああ、こういうことをしているのか」というように知っていただく機会がどのくらいあるのか。そういう意味で、まだ発信力が足りないと思っております。これは皆さん方のお力を借りなくてはいけないのですが、そういう意味で、まずは梶谷副議長も言われましたように、活発な議論がこの議会内、委員会内、あるいは様々な研修の中で活発な意見が出て議論がなされることによって、県民に「こういうことをしているのか。今、議員はこのようなテーマを考えているのか。」ということを知っていただくことが、大事だと思っております。まさに議会は、県民の声をベースにして、様々な意見がある中で、やはり間違いのない判断、方向性を示さなければいけない。これは当然、理事者サイドもそのような方向性を考えておられました。しかし議会としても、そういう思いで、しっかりと中身を議論しながら、課題、問題を見極め、何が県民や県のためになるのかという思いで、理事者サイドが進もうとする方向をチェックし、自らが考える。そうすることによって、県民の方に愛媛県議会は県民、県のためにこういうことをしているんだということを認識していただくように様々な点で努力をしていかなければならないと思っております。

 

(副議長)

 私が、60歳にして県議会議員に当選をさせていただいた際に、「60歳にして県議会議員は年齢的に遅すぎる。どうせ県議会議員になるのなら、なぜ早く立候補しなかったのか」と言われました。そのような中で60歳にして、皆さんのおかげで当選をさせていただいて、13年目を迎えるわけでございますが、そういう意味では、議長、副議長になることをあきらめて、ただひたすら県議会議員として地域の皆さんの声を県政に届けることが、県議会議員の役割だと思っていたところ、今回、思いがけなく、副議長という大任を預からせていただくことになった訳でございます。その際に、私の同級生が県議会議員の梶谷に何を期待するかということについて、「県議会議員は何をしているのか、姿、形が見えない。梶谷大治が県議会議員になったら、姿、形の見える県議会議員活動をしてほしい」というのが、私の同級生の仲間の圧倒的な要望でございました。そういう中で、議会だより等々を年に何回か発行するという形で、あるいはまた、議場において質問する際には、同級生の皆様にも傍聴に来ていただくこともお願いしたりして、見える化ということを、私なりに努力をいたした12年であったと理解をいたしております。
 また、今回は政治分野における男女共同参画推進法が施行されてから初めての地方統一選挙で、愛媛県議会も5名の女性議員が誕生したことは、愛媛県にとって非常に画期的なことであると理解をいたしております。今後、この女性議員の方々が地に足の着いた活動をしていく中で、ますます女性議員が増える方向に進んでほしいという期待もございます。そういう意味で議長等々とも相談をいたしまして、女性議員がより一層活躍できる愛媛県議会を考える必要があるのではないかと考えております。

 

(南海放送)

 終了時間が迫ってまいりましたので、質問があればあと1問。

 

(愛媛新聞)

 議長にお伺いしたいのですが、さきほど、議会改革に関して議長は先頭に立ってやらないといけないとおっしゃっていましたが、どのようなテーマに具体的に取り組みたいと思ってらっしゃいますか。

 

(議長)

 まずテーマというよりも、今までの取り組みの中で、副議長が座長で議会改革検討協議会がありますが、引き続き、副議長を座長として、各会派の代表の方々で協議会を構成して、その中でテーマを考えていただけたらと思っております。どういうテーマがあるかというと、議会改革としては、なかなか難しいところがありますけれども、私としては、議員である限りは、条例、議発条例を積極的に制定すること、私も何本か出すことに携わりましたが、議員たる者として、国の法律よりも、もっと細かく正確に県民等に当てはまるような制度、条例を目指していく努力をしなければならない。特に個人的なことですけど、私は虐待関係で議発条例の制定に携わらせていただきました。今もそのための勉強をしているのですが、虐待、暴力というのは児童だけではありません。DVもありますし、障がい者、高齢者など、そういう、いわゆる弱者の方々に対する虐待、暴力はやはり起きているのですね。こういうことから、どのように守っていくのかということは今、国の方で見直し等々されているようですが、ちょっとまだ遅いというか、足りないですね。例えば全国縦割り行政で、全部制度が決まっていますので、児童とDVは全然違う省庁が所管しています。高齢者あるいは障がい者、これも別の部門が所管しています。これでは、現場から見ますと、なかなか対応ができ難いのではないかという感じがしております。そういう意味で、真剣に条例制定に向けた活動を期待するようなことが、一つのテーマではないかと思います。一つ挙げればですね。あと、政務調査の問題について、詳細な使途の信頼性をどのように確保するかということなど、様々あります。
 また、私が世話人会でお聞きしたのですけど、議長選に立候補した時に所信表明をしたらどうかという意見が出たということもお聞きしたのですが、そうするのであれば、ルール作りというか制度、規則を整備しておかないと、売名行為に使用されても混乱しますし、これはおそらく議会改革検討協議会の中で引き継がれると思うのですが、様々なテーマがあるかと思いますが、そういうものを随時、取り上げていく姿勢が、議会の信頼というか、県民から信頼される議会の形になるのではないかと思います。テーマは本当に議会改革検討協議会の方にお任せしたいと思います。

 

(南海放送)

 時間を過ぎてしまいましたので、これで終了したいと思います。どうもありがとうございました。


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