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平成25年12月議会後の正副議長定例記者会見(平成25年12月13日竹田議長・河野副議長)

ページID:0012646 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

議長記者会見

平成25年12月議会後の正副議長定例記者会見(平成25年12月13日 竹田議長・河野副議長)

平成25年12月定例議会終了後(平成25年12月13日)の正副議長定例記者会見の要旨について掲載します。

記者会見を行う竹田議長
251213竹田議長

記者会見を行う河野副議長
251213河野副議長

(愛媛朝日テレビ:幹事社)

 それでは、定刻になりましたので、正副議長の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず初めに、議長からご挨拶をいただきたいと思います。

 

(議長)

 12月の定例会を終わりまして、定例の議長・副議長の記者会見ということで、どうかよろしくお願いいたします。
 まず、今議会の成果でございますが、12月補正予算では、災害時の医療機能の維持・確保を図るため愛媛大学附属病院など災害拠点病院等における医療・救護活動に必要な施設及び資機材の整備や、八幡浜漁業協同組合の経営立て直しを支援するための融資の利子補給、さらに、老朽化・狭隘化した県警機動隊庁舎等の移転整備に係る費用など、当面の措置を必要とする課題に対して、適切に処置されたものと評価しております。
 以上であります。

 

(愛媛朝日テレビ)

 それでは、代表質問が2つあります。
 1つ目は、今月1日で中村県政のスタートから丸3年が経過した。知事のこれまでの県政運営をどのように評価するのか。ということです。

 

(議長)

 知事は就任以来、優れた行政手腕に加え、商社時代の経験も活かされて、「実需」の創出にこだわった国内外でのトップセールス、また、市町との連携強化による二重行政の解消、そして、社会保障問題など地方から国に向けての積極的な提案、などに取り組んでこられました。そして、懸案であった本四架橋の出資金問題や大洲・八幡浜自動車道の整備にも前進が見られ、重要課題であります防災・減災対策にも重点的に取り組んでこられました。
 また、実需の創出の面では、営業本部の成約実績が、今年度上半期の掌握できているものだけで、昨年1年間の実績を超える成果を挙げているほか、愛媛松山空港と台湾松山(しょうざん)空港との間で、世界初の同名空港間でのチャーター便運航や、供用中の高速道路を使用した大規模なサイクリングイベントを開催するなど、今後の愛媛の発展にとって、非常に重要な布石を作られたのではないかと思っております。
 知事が「飛躍の年」としている任期4年目が、「愛顔あふれる愛媛県」の実現に向けて、大きく前進・上昇する1年となることを期待しているところでございます。

 

(愛媛朝日テレビ)

 次に、代表質問の2つ目ですけども、県議会としても「明確に意思表示を行う」とした伊方原発3号機の再稼働の可否について、結論を出す時期が近づいている。現時点での議論の状況はどうでしょうか。ということですけども、議長よろしくお願いします。

 

(議長)

 県議会においても、原子力規制委員会での審査に並行して議論を続けているところでございますが、中でもエネルギー・防災対策特別委員会においてはですね、本年7月に原子力規制委員会と四国電力から参考人を招き、新しい規制基準や今後の審査方針、また、伊方原発の防災対策などをただし、議論を深め、さらに10月には、伊方原発に対する安全対策についての現地調査が行われました。今後、同特別委員会の中で議論しながら、委員会としての意見が集約されていくものだと私は思っております。
 また、ご案内のとおり本議会でも本会議を通じてこれについて質問がされておりましたが、そういうことも参考になるのではないかと思っております。
 しかしながら、県議会として結論を出す時期についてはですね、原子力規制委員会の新規制基準による審査結果も出ておりませんので、また、審査スケジュールや審査後のプロセスも明確に示されていない現時点では、「いつ」というのは申し上げにくいと思っております。
 今は何より、規制委員会による安全第一の厳格な審査を受けることが大事であると考えており、議会は議会として、規制委員会による審査経過を見極めつつ、今までと同様、国の動向や地元の意見、四国電力の対応等を踏まえながら議論を続けていくことになると思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 それでは、その他の質問がございましたらお願いいたします。

 

(愛媛新聞)

 県議会の特別委員会で総定数47に決まったのですけども、賛否ある中でしたが正副議長どのように考えていらっしゃいますか。

 

(議長)

 今回、12月5日の特別委員会では、総定数について意見の集約が図られ、総定数を現行維持の47名とし、今後は、その総定数を基に、選挙区及び選挙区別定数のあり方について検討を進めるということを確認したと聞いております。
 県議会は、二元代表制の一翼を担い、多様な県民の意見を反映させる場であるため、今後は、選挙区などについて、特別委員会で活発な議論がなされ、愛媛県議会としての機能が十分発揮され、広く県民が納得する結果を導き出していただくことを期待するところでございます。
 愛媛県というのは、非常に横長の県でありまして、東中南予と分かれてまして、地域によって議員定数が決まっているわけですけども、過疎地域の南予とか、東予の山間部、中予でもそうですが山間部では人口減少が続いておりまして、一律に人口だけで議員定数を決めていくのは、私個人としては無理があるのではないかと思います。高齢者が大変苦労して生活しておられるといった地域の声もあります。具体的には、田舎や山間部では灯油の配達をしてくれないとか、自分で運転して買い物に行けないので、生活必要品が手に入らないというような環境も出ておりますので、やはりそういう声もしっかりと受け止めて定数を決めていただきたいし、このたびの定数47名については、そういうことに対応して決定をされているのではないかと感じております。

 

(愛媛新聞)

 山間の選出ですけども、副議長はどうですか。

 

(副議長)

 議長からもお話がございましたが、愛媛県は非常に広い県土を有しておりますし、私どもは150万県民というものをある種誇りにも思っておりましたが、だんだんと目減りして143万数千という現実を考えたときに、愛媛県土の均衡ある発展というものを考えていけば、東中南予それぞれ特色がありますから、それを活かしながら愛媛県の活性化を図っていかなければならない、これは私どもも知事も同じスタンスでありますから、そういう点を考えれば、ただただ闇雲に数を減らすということは私は適切でないと思います。議長の話にも出ましたけども、地域の声を聞きながらそれを県政に反映していく、特に中山間地域の疲弊が叫ばれている中でありますから、私は議員の数はしっかりと確保しながら、それを反映しながら、道州制の声も聞こえておる最中でございますから、愛媛県の活力活性化を考えれば、私は、妥当な特別委員会の結論であろうと思っています。今後、選挙区や選挙区ごとの定数が検討されると聞いておりますけども、その結果も注視をいたしているところです。

 

(南海放送)

 議長・副議長は先日海外派遣に行かれたところですが、海外派遣の成果や所感についてお答えいただけたらと思います。

 

(議長)

 県の財政も厳しいということで、長らく海外派遣を中止していたわけですけども、今回、派遣が復活しました。私も知事と一緒にブラジルへ行きましたが、想像以上の長旅でした。飛行機の乗り継ぎで何時間も遅れたり、日本のように時間がちゃんと守られなかったりと大変な旅ではありました。私がブラジルへの旅を決断したのは、5年前にブラジルに行かれたある議員から「ブラジルの方々が、涙を流して遠い故郷からの訪問を喜んでくれたので、もう一度行きたい。」という話があってのことでした。
 現地では、いろんなお話を聞きましたが、日本の本当の心というのが、ブラジルに残っているような気がしました。戦前・戦後に日本を離れて移住された方々は、原始林を切り拓き大変な御苦労をされたそうです。本当に努力をされて、そして、それを営々と子供達、孫達に伝えていくという、日本の古き良き文化・伝統がブラジルには脈々と息づいているなと実感をいたしました。
 また、ブラジル、パラグアイの人々に話を聞きましても、日本人は素晴らしい人だと、尊敬の目で見られているという話を聞きまして、非常に誇りに思った次第であります。
 それから、日本人の学校がパラグアイにありまして、そこで驚きましたのが、校歌の中に大和魂というのがあったことです。これは、日本の素晴らしい文化とか負けじ魂といったものをしっかり子供達に教えようということでした。
 そういうことで、日本に住む私たちも見習うべきことが多々あったと、反省と感動に満ちた旅でありました。

(副議長)

 海外派遣が再開されて、私はハワイへ参りましたけども、ハワイは御承知のように大変悲しいえひめ丸の事故の思い出があり、これを絶対に風化させてはいけないという思いがご縁となり、ハワイと姉妹提携が結ばれて10周年に当たるわけです。また、県人会もはるか1世紀前に設立されたようですけども、間すこし空白がありますけどもあらためて県人会も復活されたということでありました。
 えひめ丸慰霊碑につきましては、現地高校生・ボランティアの方がきれいに清掃してくださっているということをお聞きしまして、あらためて感謝しましたし、また絶対に二度とこういう事故が起こらないように思いを新たにしたところです。

姉妹提携10周年につきましては、これを契機に産業の面であったり観光の面であったり文化の面であったり、また、野球交流が大変盛んでありますけども、これらをさらに伸ばしてハワイ州と愛媛県がさらに飛躍発展をできるようにと、そういう願いの中で姉妹提携が再調印されたところであります。
 また、知事トップセールスの一環として、日系のスーパーで愛媛県の物を販売しておりました。当初の予定よりもはるかに多い販売があったようで、個人的な感想になりますけど、そのスーパーはカリフォルニアに本店があるようですから、いずれアメリカ本土でも愛媛県の物がたくさん売れればいいなと、そんなことを思ったところでございます。
 県人会については、議長も触れられましたけども、本当に先人の苦労をあらためて感じることができ、しっかり頑張らないといけないなと、そういうことで大変成果の多いハワイの訪問であったと思っています。
 二つともきちんとした目的を持った、再開に相応しい海外派遣ができたと思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 では、時間となりましたので、以上で正副議長の定例記者会見を終わります。


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