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議長記者会見

平成22年12月議会後の議長定例記者会見(平成22年12月21日 西原議長・岡田副議長)

平成22年12月定例議会終了後(平成22年12月21日)の議長定例記者会見の要旨について掲載します。


記者会見を行う西原議長 記者会見を行う岡田副議長
記者会見を行う西原議長 記者会見を行う岡田副議長

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 それでは、はじめさせていただきます。
 はじめに、議長からご挨拶をいただきたいと思います。

<西原議長>
 12月定例会を閉じましての、議長定例記者会見となります。よろしくお願いします。
 さて、国政におきましては、今月3日に臨時国会が閉会しております。いわゆる「ねじれ国会」の中で、菅総理は所信表明演説で「熟議の国会」を目指すとされ、補正予算や重要法案をどのように成立させていくのか、と注目をしておりました。
しかしながら、結局は、経済対策を含む5兆900億円規模の補正予算や内閣提出法案の約4割が成立した程度で、重要法案は成立することなく閉会しました。
 地方6団体としては、重要法案の中でも特に、今年の通常国会以来、継続審議となっている地域主権関連3法案の臨時国会での成立を要望しておりましたが、審議されることなく、再び継続審議となっております。
 年末に向けて、国の来年度の予算編成や税制改正が作業中であります。民主党マニフェストの取扱いや財政運営戦略で決定された新規国債発行上限44兆円、基礎的財政収支対象経費の歳出上限71兆円という制約があることから、歳出削減が公共事業等に向かい、地方経済への悪影響になる要因とならないか、注意深く見守っていきたいと考えております。
 また、臨時国会の後半では、尖閣諸島の映像問題をめぐり、仙石官房長官、馬淵国土交通大臣の参議院での問責決議案が可決しております。来年1月の通常国会開会に向けて、民主党内や与野党間で様々な動きがあり、政局からも目が離せません。
 次に、今議会の総括ですが、今月1日に中村時広氏が知事に就任されて最初の定例会であることから、中村知事の所信表明を受けて、2日間の代表質問と、2日間の一般質問、そして常任委員会が開催され、活発な討論が行われました。
 この中では、国の補正予算に対応して、雇用対策、医療・福祉対策、県立学校耐震化対策、地域活性化対策などの追加補正で、合計134億5千万円余りの12月補正予算や、条例制定・改正について、審議が行われ、今日、議決されました。
 今回の補正予算が、県内経済や雇用状況の改善に、少しでも繋がればと思っております。
 最後になりましたが、今月1日から中村時広氏が知事に就任され、中村県政がスタートいたしました。
 有効投票数の78%という驚異的な高得票率で初当選をされておられます。
 中村知事には、若さやリーダーシップで県民の期待にお応えいただき、また、加戸前知事の「開かれた県政」を引き継いで、県政を発展させていただきたいと願っております。
 また、加戸前知事と同様に、議会ともいろいろと切磋琢磨させていただきたいな、と思っております。また、私共、立つ位置は異なりますが、適度な緊張関係を保ち、協力もしながら、中村知事が愛媛県の発展に尽力していただくことを、心から期待し、議長定例記者会見の冒頭のあいさつにかえさせていただきます。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 ありがとうございました。それでは、記者クラブの方から代表質問に移りたいと思います。
 1問目ですが、先ほどの加戸前知事のお話も出ましたが、今回の議会答弁の中でも、中村知事は加戸前知事の県政を継承しながら発展させていくとの表明もなされたところですが、議長として、中村新知事に期待することについてお願いします。

<西原議長>
 先ほどのごあいさつの中で、申しあげましたが。
やっぱり、今日もいろいろ、反対討論、賛成討論もありましたけれども。
私たちも、しっかりと二元代表制の一翼であるということを自覚もした中で、対応もしていく、勉強もしていく。そして、理事者が走っていく姿をじっくり検証するように、がんばっていかなければいけないだろう、という気持ちでございます。
そういう中で、中村知事にも、大いに議会と、いろいろと協議もしていただきたいな、というのが一番の思いでありますね。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 2問目に移ります。地方議員年金制度の見直しについてですが、先般、総務省が年金制度の廃止案を提示して、来年の通常国会に関連法案を提出する予定と聞いております。これを受けて、議長の所感をお願いします。

<西原議長>
 これは、帽子前議長の時から、全国議長会でも随分問題になっておりますし、私が議長になって出席した全国議長会でも、最初からこのお話は出ております。総務省の方針というのは、結局、廃止ということになるのでしょうけどね。
現職である議員は、これまでの掛金の80%が一時金として受け取れるということであり、12年以上経った議員の場合は、一時金若しくは年金という選択枝がある訳ですよね。
 でも、考えてみたら80%といっても、自分たちが掛けた実質のお金の80%ですよ。
既に廃止となっている国会議員の年金も、一時金は掛けたお金の割合で言えば8割なんですけども。調べてみましたら、国会議員の場合、年金受給資格は10年ですからね。10年経った人のほとんどが、一時金より年金を希望されているという中で、我々は80%なのか、という思いであります。 
 国会議員の場合は、自分たちで法律を制定する権利がある訳ですが、我々の場合は義務しかない。そんな中で80%とはどういうことなのか、と個人的には非常に不満です。
 それよりまだキツイのは、次の統一選挙で退職される議員、これも12年未満の議員は64%の一時金という言い方なんですよね。
 それはないでしょう。そこら辺は、救済措置も考えてください、というのが、私の偽わざる気持ちです。
確かにね、議員年金がもらえるからという話ではありますけど。でも、今の議員は専業が多く、議員活動に大半の時間も掛けいてるし、想いも掛けてやっていると思うのです。皆さんの目から見れば、どうかわかりませんが、真剣に県民のことを考えている訳です。
 それが終わった後に、議員の将来設計とは何かという部分にも、思いを馳せねばならないのではないのかなと思います。
それに、年金受給額に占める公費と自己負担の割合は、私ども県議会議員の場合は4:6ですが、他の公的年金の場合5:5、国会議員の場合は3:7ということになっているのですから。
 今後、地方議員として、しっかりと国・総務省に申し上げたいというのが、自分自身の偽らざる気持ちです。
 ただ、うちの県議会の状況を見ますと、廃止は致し方ない、というのが大勢なんです。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 代表質問は以上です。各社の方から、自由に質問をお願いします。

<愛媛新聞>
 議員年金の勉強会、議会でもされてきたと思いますけど、議会として意思決定を何かしておられますか。

<西原議長>
 議会としては、1年前に、廃止も致し方ないだろうという意見を、共済会に出しています。
 ただ、返還については、なぜ納めたお金の8割なのというのは、やっぱりあります。1年前は、まだ64%でしたが。
 今回も、全議員に説明会もさせていただきましたし、アンケートも取らせてもらっています。出揃ったら、集計結果を議員の皆さん方にお話もさせていただいて、同時に、愛媛の意見はこうです、というものを共済会にも送ります。
 来年、早々にも、共済会、全国議長会がございます。丁度、愛媛は役員をしていますから、出て行って、このことはキッチリ申し上げていきたいと思っています。

<愛媛新聞>
 本会議の論戦で、具体的に印象に残ったやり取りとか、知事の答弁とかありますか。

<西原議長>
 そうですね。今まで、松山市長さんでありましたからね。そういう意味で言うと、松山市長時代のものを、どこら辺まで、引きずっていかれるのかな、という思いもありました。引きずっている部分もありましょうけれども、やっぱり、チェンジをされて、変わってきつつある、というのも感じられました。
 これからドンドン変わっていくのだろうなと。やっぱり、市長という立場から県知事という立場へと。水の問題一つ取りましてもね、立ち位置が変わるということを、十分、ご認識されていらっしゃるのかな、と思いましたね。

<愛媛新聞>
 先ほど、議会と知事の方で、距離を置きながら、議会とも切磋琢磨してほしいと言われたんですけどね。具体的に、議会と理事者とのあるべき姿について、議長のお考えをお願いします。

<西原議長>
 今から考えてみると、加戸前知事の時代に、ものすごく、知事は議会に対し気を遣ってくれたところがあるのではないか、と思うところがありましてね。
 これは、自民党だけでなくて、各会派に対してもね、すごくキメ細やかに対応してもらったところがありましてね。非常にそういう意味では、みんなありがたかったけれども、実は、私自身、反省をしております。
 これまでわからなかったのですが、議長になってから、四国の他3県の議長さんとお話する中でね、結構、議会と知事とは厳しいんですよね。ニコニコではないんで。
 そういう意味でいうと、本当に、愛媛の場合は、気を遣っていただいた、そういうところが多分にあったような気がします。もっとシビアな関係が、他県ではあるようであります。
 そんなことを踏まえますと、私共も甘えちゃいけないなと。自分達の立ち位置を決めて、先ほども申し上げているように、切磋琢磨が出来るように。
 何と言いましてもね、知事はお1人ですけどね、私共は40何名いますから、温度差はバラバラです。と言いつつも、議会は議会ですから、というのが我々の課題であろう、と思っております。

<愛媛新聞>
 中村知事とは、シビアな関係でやりたい、ということでよろしいのでしょうか。

<西原議長>
 あの、シビアと言ってもね。選挙戦で、敵対して出てきた方とは違いますからね。支持をしたり、推薦している訳だから。
 シビアという言葉が、どこまでいくのか、わかりませんが。

<岡田副議長>
 今の全体の雰囲気で、わかっていただきたいと。

<毎日新聞>
 議会基本条例の議論の状況は、どうなっていますか。

<岡田副議長>
 今日、反対討論、そして賛成討論があったことを、私は、基本条例の座長としてやっている意味でも、よかったなと。みなさん方に知っていただくいい機会が出来たな、と思っています。
 中身についても、阿部さんが基本条例の意義について、言われていることに正しい部分もあります。
 ただ、今回、請願を反対したのは、手法の中にあったことと、やっている最中という部分があったので、反対をしたということでありますから。賛成討論、反対討論の両方を聞いていただいたことは、県民にもわかりやすく説明ができる、いい機会になったなと思っています。
 賛成討論の中で少し触れていますけれど、一応、今任期中には、条例を作っていこうという方向にはなっています。
そんな中で、1月20日をメドに、試案を皆様方に、こういうのでどうだというのを、一回、オープンにして、それを議員の皆さん方に持ち帰りをいただいて練ると。そして、2月上旬に、一度、集まってもらう。

<西原議長>
 とりあえず、一回、皆様方にお投げして、その回答をいただく。そして、検討をしていただいている皆さん方に、また検討を願い、ある程度の形が出来た時点で、再度、ご提示をさせていただいて、そこで喧々諤々やっていただこうかなと思っています。
 今までの進め方ですと、特別委員会を作ったりしたのですが、特別委員会がいるのかどうか、という点もあります。
 なかなか、愛媛県の場合、議員協議会というのが少ないんですよね。4年に1回くらいしかないのでありますが。
 本来、どこの議会でも多々あるわけですから、今回は、そういう要素を取り入れて、議員協議会的ムードの中で、この条例について、皆さんで叩いていただきたいな、と思っています。
スケジュールにつきましては、今、副議長が申し上げているように、そこら辺までには、持って行ければいいかな、と思っております。
 これも、いつも申し上げておりますように、一つものを言うと、それが前提になりますから、そこまでにいく努力はしますから、そこにいくまで待ってくださいと。出したら、ちゃんと説明するから、ということで、理解をしていただいたらありがたい。

<愛媛新聞>
 今度の定例会で、仕上げるおつもりで、よろしいですか。

<西原議長>
 この前からずっと申し上げておりますけど、その方向で動いています。余程のことがない限り、2月定例会では作り上げたいと、座長である副議長にお願いしております。彼は、その方向に向かって、今、がんばってくれています。

<岡田副議長>
 まあ、当然、議決ということになると、閉会日ということになりますから、そのことに向かって、そのためのタイムスケジュールで、鋭意努力をしているところです。
 阿部さんにしても、前回のがん条例の時もいろいろありました。あった中で、最終的にはご理解をいただいて、全員一致ということが取れましたので。
 同様に、経過の中で、いろんな議論があるかもしれませんが、阿部さんのご意見もお聞きする中で、いいものにしていきたいな、と思っております。議論の場は、議員全員協議会的な場で、やっていくということになると思います。

<愛媛新聞>
 今日の賛成討論で、玉井議員が、県民の意見を集約するのだ、とおっしゃってましたけど、あれはどういったことをお考えですか。

<岡田副議長>
 これは、最初に説明しましたように、1月20日頃にオープンにするから、次の議論までにそれぞれが持ち帰って、いろんな方々にお話を聞いた上で、パブリックコメントというよりは、我々自身がいろいろな所で、いろんな方々のご意見を聞く、という形がいいのかなと。これはがん議連の時も、同じような形を取らせていただきました。

<愛媛新聞>
 議員自身が意見を聞く、ということで。

<岡田副議長>
 はい。

<愛媛新聞>
 今議会で議決された意見書の中に、意見書に対する各省庁からの回答の義務付けというものがありましたが、意見書って、議決をして出すわけですが、何となく送りっぱなしという気がするのですけど。
 意見書の現状について、どのようにお考えでしょうか。

<西原議長>
 元々ね、意見書が多くなったというのは、実は、去年の8月以降なんですよ。なぜかと言ったら、それまででしたら、それぞれの県議会で懸案事項になったことは、直接、役所にも行けましたよ。そして、そこで話も出来たから、かなり対応できた部分があった。
 それが、民主党政権になってから、まず幹事長室に行きなさいよ、それから役所に行きなさいよと。それも行ったきり、何がどうなっているか、さっぱりわかんない。役所にも行けなくなったから、意見書という形で出していくようになった。
 直接、役所の皆さん方に陳情しても、その後、結果を聞きに行っても、役所の皆さんには会えない。
そういうことが、実は、全国議長会でも話題になっています。出しっぱなしになってしまっているよと、それはおかしいのではないのと。
 そこで、打ち返してもらおうよ、という意味を持たせています。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 議長に改めて伺いたいのですが、中村知事の初議会を終わられて、議長として、議会に対する耳の傾け方、議員に対する姿勢をどう評価されたかということを改めてお願いします。

<西原議長>
 まだ、始まったばかりですからね。今回、知事として提案されたことも、国の補正の対応なので。本当の中村知事の思いという話は、反映されていないと思いますよね。それらは2月だろうと思っています。
 2月に知事がどういう予算を組まれて、そして、なお且つ、この予算はどういうことを意図しているんだよ、というお話があって、それで初めて、私共も、中村県政の方向性なり、思いなりが理解できるんだろうと思っています。
 今、12月の議会答弁を聞いている中では、兎に角、耳を傾けようという意志もあるし、自分も市長から知事に変わらねば、という意志も持ってらっしゃいますからね。
 非常にそういう意味で言うと、好感を持って、2月に期待をして見守っているという、そういう気持ちです。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 本格的な論戦というのは、当初予算の場でと。

<西原議長>
 そこになるでしょうね。今、どうだと知事に言われても、知事も待ってよと。そこら辺は、先は長いので、とりあえず、あの人の任期は4年あるんだから。
 要は、4年先の終局点が目標でしょ。そこで評価の話になるんだからね。

<愛媛新聞>
でも、割りと具体的な答弁だったと思いますが。当初予算で検討したいとか、組織とか、新長期計画もありましたし。

<西原議長>
 我々としては、そこに期待したいな、見つめていたいな、というところが正直なところかな。

<毎日新聞>
 意見書の話に戻りますが、都道府県議会議員選挙の区割りについての意見書があるんですけど。国ではなくて、都道府県で、条例制定できるように、とあるんですけど。こういった意見書を出す背景を教えていただきたいのですが、全国的に出ているんですか。

<西原議長>
 これはね、どこまで愛媛県の場合、問題があるかなとは思うんですけどね。
 全国議長会の中で、出てくる話なのですよ。全国的な話で、全国の中で、そういうふうな区割りなりをキッチリしましょうよと。そのことを要望していきましょうよと。
 全国議長会の中でお願いがありまして、愛媛県でもそれにご理解願いませんか、という方向性のものであります。

<愛媛新聞>
 これ、全国で横並びで、このタイミングでやろうとしているんですか。

<西原議長>
 全国で、それは出していると思います。そういう方向性で行こうとしていますから。なお且つ、それぞれの政党の国会議員の先生方にも、我々県議会議員というのは、こういったことを考えていますからご理解いただきたい、という活動もしていきたい、という要望書も私の方から出していきたい、と思っておりますから。

<愛媛新聞>
 特段、愛媛の特殊事情、という訳ではないと。

<西原議長>
 愛媛の事情は少ない、実際は。全国議長会の総意として、各県が統一行動をしているのであります。

<愛媛朝日テレビ:幹事社>
 時間になりましたので、どうも、ありがとうございました。

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