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クモガタヒョウモン

Nephargynnis anadyomene ella (Bremer) 【 タテハチョウ科 】
愛媛県カテゴリー
絶滅危惧2類(VU)
環境省カテゴリー
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クモガタヒョウモン 画像
種の特徴 前翅長33〜42㎜。翅表は橙色と黒色のヒョウモン柄模様。後翅裏面は灰色を帯びた黄緑色で、雲状にぼやけた模様がある。年1化。1化性のヒョウモンチョウ類では最も早く出現し、成虫は5月上旬〜6月中旬にかけて見られ、ウツギ、イボタなどで吸蜜する。その後夏眠に入り、9〜10月に再び活動する。越冬態は1齢幼虫。食草はスミレ科のタチツボスミレ、ノジスミレなど。
分 布 県内:四国中央市、今治市、松山市、砥部町、大洲市、鬼北町など。 県外:北海道、本州、四国、九州;朝鮮半島、中国大陸など。
生息状況
選定理由
低山地を中心に県内に幅広く分布する種類であったが、分布域の縮小、分布地での生息数の減少が認められる。里山的環境を生息地にしている種類であり、雑木林やクリ園など、食草の生育する環境の手入れが行われなくなり、食草が減少したことが大きな原因と思われる。
特記事項 ---
地方名 ---
撮影者:藤井康隆 執筆者: 窪田聖一
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