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平成24年就業構造基本調査 15歳以上人口の就業状態(その1)
(1)有業者、無業者
有業者が減少、無業者は増加
- 平成24年10月1日現在の15歳以上人口123万3千人のうち、有業者は67万9千人、無業者は55万4千人
- 平成19年に比べて、有業者は3万4千人(4.8%)減少、無業者は7千人(1.3%)増加
(2)有業率
有業率は男性で低下、女性で上昇
- 有業率(15歳以上人口に占める有業者の割合)は55.0%(男性65.1%、女性46.4%)
- 平成19年に比べて、有業率は1.6ポイント低下(男性3.5ポイント低下、女性0.3ポイント上昇)
- 昭和57年以降の有業率の推移は、男性は一貫して低下、女性は平成19年まで低下し、平成24年で上昇
有業率は男性の「25歳から44歳」で低下、女性の「25歳から64歳」で上昇
- 平成24年の年齢階級別有業率のグラフをみると、男性は30歳から54歳まで90%を超え、25歳から59歳までほぼ9割の台形型、女性は30歳代後半を底(69.1%)とするM字型
- 有業率を平成19年と比べると、男性の25歳から44歳で低下、女性では25歳から64歳で上昇するとともに、M字型カーブの底が30歳代前半から30歳代後半に移行
- 平成19年に比べて、男性20歳代後半が3.5ポイント低下、女性は30歳代前半で10.0ポイント上昇
(3)従業上の地位
雇用者の割合は男性で低下、女性で上昇
- 従業上の地位別有業者数をみると、「自営業主」は7万4千人(構成比10.9%)、「家族従業者」は2万人(同3.0%)、「雇用者」は58万4千人(同86.0%)
- 平成19年と比べると、男女とも「雇用者」の割合が上昇しており、特に女性で「雇用者(役員を除く)」がプラス4.2ポイントと大きく上昇。これに対し「自営業主」及び「家族従業者」の割合は、男女とも低下。