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2009(平成21)年工業統計 工業用水(従業者30人以上の事業所)
概要
平成21年中の従業者30人以上の事業所における1日当たりの工業用水使用量は401万立方メートルで、前年に比べ5.4%の減少となりました。
(1)産業別の状況
産業別に使用量を比較すると、「化学」が210万立方メートルで52.3%と最も高く、次いで「パルプ」が60万立方メートルで15.1%、「繊維」が60万立方メートルで14.9%となっており、この3産業で全体の82.3%を占めています。
1事業所当たりの用水量を比較すると、「化学」、「非鉄金属」、「繊維」などが高い利用量となっています。
(2)水源別の状況
水源別の用水量をみると、淡水、海水別では淡水が78.7%(315万立方メートル)、海水が21.3%(85万立方メートル)となっています。
さらに淡水を水源別にみると、回収水が70.4%(222万立方メートル)と最も高く、工業用水が23.2%(73万立方メートル)、井戸水が4.0%(13万立方メートル)と続きます。(上水道1万立方メートル、その他6万立方メートル)
(3)用途別の状況
淡水の用途別構成比を見ると、「冷却用水・温調用水」が75.8%(239万立方メートル)と最も高く、次いで「製品処理・洗浄用水」が18.9%(60万立方メートル)、「ボイラー用水」が3.5%(11万立方メートル)となっています。(原料用水0.5万立方メートル、その他5万立方メートル)