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東予地方局では、障がいのある方の就労継続を支援するネットワークを強化するため、令和4年11月8日(火曜日)に「働く障がい者交流サロン(in新居浜・西条)」を開催しました。
当日は、障がいを抱えて働く方々に加え、事業所、就労支援機関等から、会場に17名、オンラインで5名、合計22名の方々が参加し、それぞれの「働くこと」「働き続けること」についての経験談や想いを共有し、「自分らしく働く」ことへの理解を深めましたので、その様子をご紹介します!
まず、令和4年度一般就労障がい者ピアサポーター養成研修受講者から、これまで働いた経験からの気づきや、働くうえで心掛けていることなどをお話しいただきました。
(要旨)
初めて就職するときは、自分ができそうな仕事・自分に適している仕事を選んで就職しました。それから何度か転職しましたが、今の職場が一番自分に合っていると感じています。
「聞かれたことはきちんと答える」ことを意識し、職場でのコミュニケーションを大切にしながら、日々働いています。
次に、障がいのある方を雇用されている、アビリティーセンター株式会社 管理部 働く幸せ研究所 リーダーの藤原勉さんから「職場でのサポート事例」についてお話しいただきました。
とりわけ、「毎日会社に出ること」の大切さや、自身の強みを生かせるように日々のコメントや定期的な面談等を通じてサポートしているといったお話に、会場の皆さんも大きくうなづいていました。
続いて、2つのグループを作り、「働いていて一番嬉しかったこと」「困った時に役に立った“お助けエピソード”」「私のストレスサインと対処法」などについて、自分ならではの工夫や想いを共有しました。
(各グループからの発表【抜粋】)
・仕事の固定化で、負担が軽減されて気持ちにゆとりができた。
・職場での円滑なコミュニケーションのおかげで、働きやすいと感じている。
・困った時に相談できる人がいるおかげで、頑張ることができている。
・上司が目標を設定してくれたおかげで、毎日コツコツと仕事を頑張ることができ、表彰されたことが嬉しかった。
・もらったお給料で買いたい物があり、目標を持つことで頑張って働くことができる。
フリートークでは、グループトークで伝えきれなかったことや、サロン全体に対する感想などをお話しいただきました。
また、サロン実施後のアンケートでは、「職場以外の場で、働くことについて話せて大変良かった。前向きな気持ちになれた」「いろいろな人の話を聞けて勉強になった」といったお声も聞くことができました。