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伊方発電所における地震の観測について
令和6年4月25日
原子力安全対策推進監
(電話番号089-912-2352)
異常の区分
国への法律に基づく報告対象事象 |
無 [評価レベル-] |
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県の公表区分 |
A |
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外部への放射能の放出・漏えい |
無 |
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異常の概要 |
発生日時 |
令和6年4月17日23時14分 |
発生場所 |
1号・2号・3号 |
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管理区域内・管理区域外 |
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種類 |
地震 |
異常の内容
[異常の内容]
4月17日(水曜日)23時34分、四国電力株式会社から、伊方発電所の異常に係る通報連絡がありました。その概要は、次のとおりです。
- 4月17日23時14分頃、伊方発電所において以下のとおり地震を感知した。
・1号機:35ガル(水平)・19ガル(垂直)
・2号機:38ガル(水平)・20ガル(垂直)
・3号機:33ガル(水平)・19ガル(垂直) - 伊方発電所3号機は、運転を継続している。
- なお、念のため、設備の巡視点検を実施しており、その結果については後ほどお知らせする。
- この地震による環境への放射能の影響はない。
その後、四国電力株式会社から、以下のとおり連絡がありました。
- 伊方発電所3号機の湿分分離加熱器の第2段ドレンタンクの水位制御弁の制御が不調となり、発電機出力が約2%低下しているが、運転に影響はない。
- 現在、設備の巡視点検を実施している。
(参考)周辺の県設置震度計計測値(水平方向最大加速度)
・伊方町湊浦 120.3ガル(震度4)
・伊方町瀬戸 104.4ガル(震度3)
[その後の状況等]
四国電力株式会社から、その後の状況等について、次のとおり連絡がありました。
- 4月18日(木曜日)7時21分(第2報)
- 地震発生後、第2段湿分分離加熱器ドレンタンク3A1の水位制御がバックアップ側に切り替わった影響で発電機出力が約2%低下したが、運転に影響はない。
- バックアップ側に切り替わったのは、バックアップ側の水位制御の不調によるものと考えられることから、今後点検を実施する。
- なお、常用側の水位制御に異常はない。
- また、伊方1、2、3号機設備の巡視点検の結果、上記を除きプラント設備に異常がないことを確認した。
(参考)深部地震計観測記録(水平方向最大加速度)
・GL-5m 74ガル
・GL-160m 43ガル
・GL-500m 33ガル
・GL-2000m 27ガル
- 4月25日(木曜日)13時15分(第3報)
- 点検の結果、水位計測器(バックアップ側)が正常に水位を検出できていないことを確認したことから、当該部品を予備品に取り替え、正常に水位が検出できることを確認した。
- その後、発電機出力を約2%上昇させ、第2段湿分分離加熱器ドレンタンク3A1の水位制御に問題がないことを確認し、通常状態に復旧した。
- 今後、詳細を調査する。
県としては、原子力センター職員が伊方発電所に立ち入り、現場の状況を確認しております。
また、環境放射線テレメータ装置により、周辺環境放射線等に異常のないことを確認しました。
- 伊方発電所における地震の観測(外部サイトへリンク)<外部リンク>