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伊方発電所の異常通報連絡(令和6年2月分)及び異常の原因と対策(令和5年9月分他)について

ページID:0061383 更新日:2024年3月11日 印刷ページ表示

 

異常時通報連絡の公表文

伊方発電所から通報連絡のあった異常について(令和6年2月分)

令和6年3月11日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_令和6年2月に、安全協定に基づき四国電力株式会社から県へ通報連絡があった異常は次のとおりですので、お知らせします。

通報連絡の概要

県の公表区分

C

異常事項

火災報知器の誤動作(3号機)<外部リンク>

発生年月日

令和6年2月2日

概要

伊方発電所3号機は通常運転中のところ、伊方発電所構内の84mエリアに設置する火災感知器が作動し、中央制御室に火災発生を示す信号が発信したことから、消防署へ連絡した。
当直員が現場確認を行い、炎や発煙等がないことを確認した。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
調査の結果、屋外の火災感知器が、付近で行っていたバーナを用いた火気作業の炎を検知して作動したものと判断した。
その後、火災発生を示す信号のリセット操作を行い、通常状態に復旧した。
また、消防署が現場にて火災ではないことを確認した。​

管理区域該当

国への報告

×

備考

今回公表

 

通報連絡の概要

県の公表区分

C

異常事項

エタノールアミン排水処理装置の電解槽供給ポンプの不具合(3号機)​<外部リンク>

発生年月日

令和6年2月6日

概要

伊方発電所3号機は通常運転中のところ、ETA電解槽供給ポンプAのハンドターニングを実施した結果、異常が認められたことから、保修員が当該ポンプの分解点検が必要と判断した。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
その後、ETA電解槽供給ポンプAの分解点検を実施したところ、令和5年11月28日に発生した事象(公表済)で取り替えた部品と同じ部品が一部欠損していることを確認した。
また、ETA排水処理装置の配管等を確認し、当該ポンプの欠損している部品を回収した。
今後、当該ポンプの部品の取替えを計画するとともに、詳細を調査する。​

管理区域該当

国への報告

×

備考

今回公表

通報連絡の概要

県の公表区分

C

異常事項

火災報知器の誤動作(共用設備)<外部リンク>

発生年月日

令和6年2月20日

概要

​​伊方発電所非常用開閉所に設置する火災感知器が作動し、1、2号中央制御室に火災発生を示す信号が発信したことから、消防署へ連絡した。
当直員が現場確認を行い、炎や発煙等がないことを確認した。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
調査の結果、当該火災感知器の内部が湿っていたことから、誤動作したと判断し、当該火災感知器の取替えを行い、通常状態に復旧した。
また、消防署が現場にて火災ではないことを確認した。

管理区域該当

国への報告

×

備考

今回公表

通報連絡の概要

県の公表区分

A

異常事項

地震の観測(1、2、3号機)<外部リンク>

発生年月日

令和6年2月26日

概要

​​伊方発電所において以下のとおり地震を感知したが、伊方発電所3号機は運転を継続している。
・1号機:30ガル(水平)、8ガル(垂直)
・2号機:28ガル(水平)、10ガル(垂直)
・3号機:22ガル(水平)、7ガル(垂直)
念のため実施した設備の巡視点検の結果、異常はなかった。
この地震による環境への放射能の影響はない。
(参考)周辺の県設置震度計計測値(水平方向最大加速度)
・伊方町湊浦:43.9ガル(震度4)
・伊方町三机:49.9ガル(震度3)
地震波形図 [PDFファイル/500KB]

管理区域該当

国への報告

×

備考

公表済

通報連絡の概要

県の公表区分

C

異常事項

エタノールアミン排水処理装置の異常停止(3号機)<外部リンク>

発生年月日

令和6年2月29日

概要

​​伊方発電所3号機は通常運転中のところ、ETA排水処理装置の異常を示す信号が発信し、現場を確認したところ装置が停止していることを確認した。
本事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はない。
調査の結果、整流器の温度が高くなったことによりETA排水処理装置が停止したこと、及び整流器が設置されている部屋の空調装置が停止していることを確認した。このため、空調装置の停止により室温が上昇し、整流器の温度が上昇したことにより当該処理装置が停止したものと推定した。
空調装置は、通常3台中2台が運転するよう、3か月に1回、自動で切り替える設定としているが、切替えの設定が適切ではなかったことから、設定を見直し、正常に運転できることを確認した。
その後、ETA排水処理装置を起動し、運転に問題ないことを確認した。
今後、詳細について調査する。

管理区域該当

国への報告

×

備考

今回公表

2_外部への放射能漏れや周辺環境放射線への影響はありませんでした。

原因と対策の報告の公表文(様式2)

伊方発電所から通報連絡のあった異常に係る原因と対策の報告について(令和5年9月分他)

令和6年3月11日
原子力安全対策推進監
電話番号089-912-2352

1_四国電力株式会社から、伊方発電所で令和5年9月ほかに発生した2件の設備の異常に係る原因と対策の報告がありましたので、お知らせします。

報告書の概要

県の公表区分

C

異常事項

タービン建家天井クレーンの照明用ケーブルの焦げ跡(1、2号機)<外部リンク>

発生年月日

令和5年9月20日

原因

伊方発電所1、2号機は廃止措置中のところ、タービン建家天井クレーン1号機の照明用ケーブルに焦げ跡があることを確認した。
その後、当該照明用ケーブルプラグをコンセントから引き抜くとともに、上流にある分電盤にて照明用の電源ブレーカのスイッチを「切」とした。
なお、本事象によるプラントへの影響及び周辺環境への放射能の影響はなかった。
調査の結果、他の照明には不具合は確認されておらず、外部影響のみが本事象の直接的な原因になったとは考えにくいことから、当該照明用ケーブルは、過去の照明器具の取替え施工時に傷等の何らかの不具合が発生していたことで、外部影響により当該照明用ケーブルの絶縁体が劣化し、さらに照明器具の使用時に流れる漏れ電流によるジュール熱の発生に伴い絶縁体の劣化が進行したことにより、白黒2種のケーブルの導体間で導通し短絡による過電流が発生し、シース及び導体の焼損に至ったものと推定した。
また、当該照明用ケーブルは、クレーン運転に伴う照明器具の使用中のみ電流が流れることから、短絡状態は断続的に繰り返され、導体の焼損により電流が流れなくなったことで損傷の拡大が損傷箇所の範囲で収まったものと推定した。​

対策

  1. ​当該クレーンと同様の吊り下げ照明器具を有し照明用ケーブルの接続状態が類似しているクレーンの点検に使用する作業要領書において、照明用ケーブルの外観確認を点検項目として明確に記載するとともに、点検要領として引き込み電線管の内部確認及び境界部の確認を行うことを記載する。
  2. 本事象の概要と推定原因を関係者へ周知するとともに、作業要領書の作成、確認の際に、ケーブル施工時にケーブルの損傷等を発生させない施工とすること、及び施工後はケーブルに傷等がないことを確認することを社内規定に記載する。
    あわせて、ケーブルの敷設作業においてはケーブル設置場所の外部影響を踏まえケーブル本体や接続箇所に過度な荷重がかからない施工とすることを社内規定に記載する。
  3. 現在のプラントの運転状況により立入りが禁止されており、直接確認できなかったクレーンについては、次回定期検査時に現地確認を実施する。

なお、当該照明用ケーブルが接続されていた照明器具については撤去済みであり、当該クレーンの照明に使用している水銀灯は製造が終了していることから、当該クレーンの照明4台(撤去済みの照明1台を含む。)については、今後、ケーブルの構造・仕様について十分に留意した上で、LED照明等への取替えを計画する。

報告書の概要

県の公表区分

C

異常事項

碍子洗浄水タンクへの送水配管からの水漏れ(1、2号機)<外部リンク>

発生年月日

令和5年10月5日

原因

伊方発電所1、2号機は廃止措置中のところ、碍子洗浄水タンクに送水する配管の移設工事において、施工後に配管からの漏えいの有無の確認のため、碍子洗浄水タンクに送水するポンプを起動した際、配管の端部に取り付けた閉止治具が脱落し、水が漏えいしたことを保修員が確認した。
その後、閉止治具が脱落しない処置を行い、碍洗送水ポンプを起動した後、当該箇所に漏えいがないことを確認した。
なお、この事象によるプラントへの影響及び環境への放射能の影響はなかった。
調査の結果、碍子洗浄設備を設置した当初から接続治具として使用していた押輪、短管1号について外面の目視点検において異常が認められず、ゴム輪部からも漏れ跡が認められなかったため、そのまま閉止治具として継続使用しても碍洗送水ポンプ出口圧力に耐えられると判断していたが、経年使用によりゴム輪の締付力が低下していたことにより、出口圧力に耐えられず閉止治具が脱落したと推定した。​

対策

  1. 押輪、ゴム輪を新品に取り替えた。また、念のため、支持棒で固定することにより閉止治具が脱落しない処置を実施した。
  2. 作業要領書作成手引きに以下を追記し、今後の工事計画時に反映する。
     ・配管の接続治具を管端部の閉止治具として使用する場合は、使用年数に関わらず押輪、ゴム輪を新品に取り替えるとともに、支持棒で脱落防止処置を実施する。

※以下6件については、現在、四国電力株式会社において調査中であり、「伊方原子力発電所異常時通報連絡公表要領」に基づき、原因と対策の報告書を受理後、来月以降に公表します。

  • 伊方3号機 非常用ガスタービン発電機燃料油貯油槽Aの配管フランジ部からの油漏れ(令和5年7月27日発生)
  • 伊方3号機 出力領域中性子束計器の不具合(令和5年11月22日発生)
  • 伊方3号機 エタノールアミン排水処理装置の電解槽供給ポンプ出口逆止弁における異物の確認(令和5年11月28日発生)
  • 伊方発電所 モニタリングステーションじんあいモニタの不具合(令和5年12月30日発生)
  • 伊方3号機 エタノールアミン排水処理装置の電解槽供給ポンプの不具合(令和6年2月6日発生)
  • 伊方3号機 エタノールアミン排水処理装置の異常停止(令和6年2月29日発生)​

2_県としては、伊方発電所に職員を派遣し、対策が適切に実施されていることを確認しています。

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