令和6年度eスポーツ地域生きがいづくり推進事業の事業実施結果について
高齢者の増加に伴い要介護者等が増えている中、健康寿命を延ばすためには社会活動への参加が有効であることから、県中予地方局では「eスポーツ地域生きがいづくり推進事業」を実施しました。
また、愛媛県立医療技術大学と連携し、健康意識の変化や機能面の効果を検証したところ、アンケート結果(健康状態や意識、心身状態)及び構成力・反射テスト(音・光)において良好な変化が見られ、特に反射テストについては統計学的にも有意な結果を示していることから、本事業が高齢者の意識面・機能面の維持向上に寄与した可能性が高いという結果が出ましたので、お知らせします。
なお、本事業は引き続き令和7年度も実施予定です。
1.事業概要
(1)実施期間:令和6年7月~令和7年1月、毎月2回各2時間程度
(2)実施場所:松山市(1地区)、伊予市(2地区)、東温市(2地区)
(3)対象者:65歳以上の高齢者
(4)効果検証:初回と最終回に効果測定を実施 ※効果検証者32名(男性9名、女性23名)
2.効果検証結果
(1)アンケート結果
全16項目のうち、12項目で良好な変化が見られた。
【特に変化が良好であった項目】
1.他人と交流できる場所に行くか
→「はい」と回答した人数は5名→32名(27名増加)
※eスポーツをきっかけに他人と交流する機会が増えた人数は24名
2.このところ健康だと思うか
→「そう思う」と回答した人数は30名→32名(2名増加)
3.体力に自信があるか
→「そう思う」と回答した人数は16名→22名(6名増加)
4.最近の2週間を意欲的で活動的に過ごしたか
→「半分よりも多かった」と回答した人数は25名→29名(4名増加)
(2)テスト結果
全3項目で良好な変化が見られた。
1.構成力テストの所要時間1.2秒~3.1秒短縮
2.音反射テストの反射時間37ミリ秒短縮
3.光反射テストの反射時間37ミリ秒短縮
事業実施結果
<外部リンク>
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