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伊方原発に関する知事メッセージ(令和4年)
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令和4年12月21日 | 訪問対話活動の結果報告について |
訪問対話活動の結果報告について
12月21日、四国電力から、本年9~10月に実施した訪問対話活動の結果報告がありましたので、お知らせします。
この訪問対話活動は、福島第一原子力発電所事故後、地元説明に真摯に取り組むよう求めた私からの要請を踏まえ、四国電力が伊方発電所から20km圏内に拡大して実施しているものであり、14回目となります。
[添付資料:訪問対話活動の実施結果[PDFファイル/258KB]]
四国電力によりますと、今回は、おととし、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染防止の観点から、従来の対話説明は取りやめましたが、「安全文化の醸成、技術力の維持・向上への取組」、「使用済燃料乾式貯蔵施設」および「1、2号機の状況」などについて分かりやすくまとめたリーフレットを圏内約27,000戸へ配布するとともに、これらに関する動画を地元ケーブルテレビやホームページで放映・公開し、専用はがきや電話で意見等を募集したとのことです。
その結果、住民の方々からは、「信頼を損なうような報告・連絡の手抜かりや保全上のケアレスミスを起こさぬよう取り組んでほしい」、「再処理工場を早く完成させ、使用済燃料を伊方から搬出してほしい」などの要望や、「乾式貯蔵施設を設置したとしても、将来、新たな設置が必要ではないか」、「事故があったらすべて失う怖さを福島は教えてくれた。もっと自然を利用したものにしてくれたらと思う」といった意見が81件寄せられたことから、個別に回答を行うなど、丁寧に対応したとの報告を受けました。
[添付資料:説明資料(リーフレット)[PDFファイル/1.54MB]]
県としては、四国電力に対して、連続トラブルや過去の保安規定違反により、県民の信頼を大きく失墜させ、条件付きで伊方3号機の運転を再開している、信頼回復の途上にあることを再認識し、立地地域を大切にする姿勢を持って、安全確保に最優先で取り組むとともに、情報公開の徹底と訪問対話活動の継続的な実施により信頼回復に努めるよう改めて要請いたしましたので、ご報告申し上げます。
令和4年12月21日
愛媛県知事 中村 時広